『軍事研究』(ぐんじけんきゅう)は、ジャパン・ミリタリー・レビューが発行する軍事問題を扱う月刊の雑誌。1966年4月創刊。1973年7月号から1979年2月号まで「戦争のあらゆる要因を追求して人類恒久の平和を確立する」言葉が表紙に掲げられていた。創刊者はのちに『北方ジャーナル』立ち上げにも関わる小名孝雄。日本及び世界各国の軍事、政治、経済情勢についての、記事、論文を掲載している。東京新聞の取材によれば、創刊の目的は当時のメカや戦記もの中心の軍事雑誌に防衛政策を論じるものがないことにあった。当初は国防政策や安保論を高所から述べることが多かったが、次第に内外の軍事を広く解説する方向にシフトして行ったという。また、東京新聞の取材に対しては東西冷戦終結後顕著となって行った非対称戦争に関して、アメリカ同時多発テロ事件で用いられた旅客機をハイジャックしてのテロといった手法の部分までは正確に予想していなかったが、『世界のテロと組織犯罪』を事件前に刊行するなど事前の警鐘は鳴らしていた旨を述べており、同事件を受けて改訂版を発行したという。また、2001年当時の編集長横田博之は「うちは右翼ではないけど、日本が先進国を名乗りたいなら軍事も経済も外交も同じ比率で考えなければならない」と編集に当たっての姿勢をコメントした。また、横田は軍を命令だけで動く集団とは捉えず「人間関係が良好な軍が強い」との考えがあり、自衛隊に関しても「義侠心」ではなく法整備や国民的合意に関しての視点が社会一般から「一番抜けている」ことを念頭に政策論についての編集指針を示していた。東京新聞の取材に対して、主要な読者層は若年層軍事マニア、防衛庁、自衛隊、マスコミ関係者などプロまで幅広いと述べている。元自衛官でもある兵頭二十八によれば書き手は「自衛隊制服OBと雑誌出身ライターでほぼ二分」と言われている。
出典:wikipedia
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