株式会社虎屋(とらや、)は、東京都港区に本社を置く和菓子メーカーである。会社設立は1947年(昭和22年)で、とらやのブランドで知られる。はじめは室町時代に京都で創業し、後陽成天皇に和菓子を献上して以降、皇室御用達の製菓業となった。これまで約480年の歴史を持つが、明治時代になって東京に移った。特に羊羹の製造販売で知られ、「とらやの羊羹」として広くその名を知られている。東京の老舗店の集まりである東都のれん会の会員であるほか、伝統企業の国際組織であるエノキアン協会(本部・パリ)にも加盟している。日本国外でも事業を展開しており、1980年(昭和55年)にはパリ(パリ1区・サントノーレ通り界隈)、1993年(平成5年)にはニューヨーク(マンハッタン)に出店している。ただし、後者は2003年(平成15年)10月を持って閉店した。著明な歴代当主には、参議院議員で厚生大臣も務めた第15代・黒川武雄や、日本青年会議所の初代会頭を務めた第16代・黒川光朝などがいる。2015年(平成27年)10月7日、本社ビル建て替えのために虎屋並びに虎屋菓寮の赤坂本店を閉店することを発表。閉店に際して17代目当主の黒川光博からの挨拶状が公式サイトにて披露されている。なお、赤坂本店の新ビルは内藤廣の設計と鹿島建設の施工により工事が行われ、2018年完成を予定している。赤坂本店を筆頭に直営店は、東京都に5店舗、神奈川県に1店舗、静岡県に1店舗、京都府に2店舗を構えている。その他、他県でも百貨店や空港ターミナルビル内で主要商品を販売している店舗もある。直営店に併設された虎屋の和菓子を提供する茶店。あん(餡)を材料として用いた洋菓子などを提供するカフェ。六本木ヒルズ(港区六本木)と表参道ヒルズ(渋谷区神宮前)にある。職人がその場で手作りしている工房で、庭を眺めながら菓子を楽しめる。御殿場東山ミュージアムパークの一施設。工場は東京工場、御殿場工場、京都工場2ヶ所がある。とらや(虎屋)には菓子の絵図帳や古文書、古器物が伝承され、これらを整理・保存する機関として虎屋文庫が設置されている。ただし、本社2階の展示室では常設展示は行われておらず、年2回程度の企画展の際にのみ一般向けに開室している。その他、同志社女子大学図書館で所蔵古文書の一部をマイクロフィルムで閲覧することができる。この機関に所属する和菓子研究家の中山圭子は、和菓子の歴史に関する書籍を複数執筆している。
出典:wikipedia
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