ロシア陸軍(ロシアりくぐん、)は、ロシア連邦軍における陸軍である。冷戦時代のソ連地上軍に倣い、ロシア地上軍(ロシアちじょうぐん)と呼ばれることもある。2015年現在、約26万人まで縮小されたが、戦車を約2,600両(その他保管約17,500両)保有している。しかし、現役戦車の大半がT-72など湾岸戦争で欠陥を露呈した旧式戦車でありT-90など最近開発された戦車は350両と少数である。(国境警備隊や内務省軍などの準軍事組織を含まない)ソビエト連邦軍では、陸軍の軍令機関がそのまま全軍の参謀本部に発展した経緯から、陸軍自身の軍令機関が設置されなかった(つまり、軍種としての陸軍が存在しなかった)時代がある(共産圏の軍隊も、ソ連軍の例に倣っている場合が多い)。このことから、西側では共産圏の陸軍組織を陸軍 (army) とは呼ばず、地上軍(ground force又はland force)と呼び、自衛隊や韓国軍(ソ連軍に倣って建設された北朝鮮の陸軍を地上軍と呼称している)では地上軍と呼称している。第二次世界大戦中に赤軍の総数は膨大なものとなり、日々指導が困難となったことから独立の指揮機関が必要とされ、1946年3月、最初の陸軍総司令部が設置された。召集兵の復員が進み、陸軍の総数が減少したことから、1950年3月、総司令部は解散された。1955年3月、再び総司令部が設置されたが、1964年3月には再び解散された。1967年11月、三度目の総司令部が設置された。ソ連崩壊後、1997年11月~12月、総司令部は、陸軍総局()として参謀本部の一部署に改編された。2008年、ドミートリー・メドヴェージェフ大統領が承認した「ロシア連邦軍の将来の姿」に従い、「軍管区-軍-師団-連隊」の4層構造から「軍管区-作戦コマンド-旅団」の3層構造への改編が行われ、2009年までに完了したとされていたが、2013年の戦勝記念パレードに親衛タマン自動車化狙撃師団と親衛カンテミロフカ戦車師団が参加しており一部では師団が復活している。ロシア陸軍は、陸軍総司令部()によって指揮統率される。ロシア陸軍は、ロシア連邦軍の6つの軍管区()に区分されて配備されていたが、軍管区は2010年までに東部、西部、南部、中央の4個に統合された。現在の軍管区2010年以前の軍管区ロシア陸軍の兵科は、兵科、支援兵科、後方部隊・施設に分かれる。兵科()とは、戦闘に直接参加するいわゆる戦闘職種である。支援兵科(;直訳だと特殊部隊となるが、ここでは支援兵科と訳す)とは、陸軍の任務遂行を保障するための兵科である。後方部隊・施設()は、全軍共通であり、ロシア連邦軍後方部が一元管理している(元々陸軍の組織から発展したため、海軍所属の後方部隊・施設勤務者でも陸軍式の制服と階級呼称を帯びる)。
出典:wikipedia
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