中里 実次（なかざと さねつぐ、生年不詳 - 天文3年4月6日（1534年5月18日））は、戦国時代前期の武将。里見氏一族。里見義実の庶子とされている。備中守。天文2年（1533年）、当主の里見義豊が叔父である実堯らを粛清しようとした時にはこれに反対するも、義豊による実堯謀殺を阻止することはできなかった（稲村の変）。だが、翌年実堯の子の義堯が義豊を攻めると、宗家の義豊に従ってこれを迎え撃ち討ち死にしたとされている。なお、実次を義豊の側室の父とする説もある。実次の死後も中里氏は里見氏の一門衆として重んじられ、知行帳などに中里姓の家臣が複数登場する。

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