「権敷無妾付」(けんしきなしめかけつき)は、藤子・F・不二雄(発表時は藤子不二雄名義)の読み切り漫画作品。1973年(昭和48年)『ビッグコミック』10月10日号に掲載された。現代人の欲求をテーマとしている。「権敷無」とは賃貸住宅のうたい文句で「権利金・敷金無し」のこと。マジメが取柄の主人公朴念寺清志(ぼくねんじ きよし)は、ある日謎の女性から「お会いしてお願いしたいことがある」という手紙が届く。マジメ一本の清志であるから、妻はイタズラか同名異人の手紙が間違って届いたのだと思う程度で全く相手にしていない。実は、その手紙を書いたのはセカンドワイフの斡旋を行っている人間だった。セカンドワイフとセカンドハウスを与えられた、「マジメ一本の」清志の反応とはいかに。最後に清志は、わが子にイソップ童話『すっぱい葡萄』の絵本を読み聞かせている。何気ない1コマだが、これは主人公の満たされない欲求の負け惜しみを表している。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。