株式会社ダイナマイトコーポレーションは、中国・四国地方で家電量販店などを経営している企業。旧社名は株式会社英弘チェン(えいこうチェン)。本社は香川県仲多度郡多度津町山階455である。1947年に創立され、「エイコー」の店舗名で、香川県内各地に家電量販店をチェーン展開していた。当時の香川県には家電量販チェーン店はマツヤデンキやタケヤデンキ(後にデオデオ(現:エディオン)のフランチャイズになる)などきわめて少数であった。早くからロードサイド経営に着手するほか、POSシステムも早期に導入、「やまびこ会」と呼ばれる会員制組織による顧客管理と単品管理を徹底していた。のちに高知県など他の四国各県にも進出した。高知県もミヤジ(のちにデオデオとなるが、近年大型販売店としては閉店し、現在は街の電器屋さんの一部がデオデオとして営業)やショッパーズプラザなどのショッピングセンターの家電売り場以外に大きな量販店は無く、県内主要都市を網羅していたエイコーは当時貴重な存在であった。キャッチフレーズは「幸せの輪をひろげる」「家庭電器のエイコー」であった。大きな転機となるのは、同社最大の商圏である高松市への大型家電量販店「ダイイチ高松店」(後のデオデオ高松店、後にゆめタウン高松に移転している)出店である。激しい競争を繰り広げたが、ベスト電器の郊外型大型店舗の強化(ただし2010年に高松市から完全撤退)、ケーズデンキ(当初は株式会社ビッグ・エスをフランチャイジーとする「ケーズ・ビックエス」として出店)、ヤマダ電機の進出に加え、西村ジョイなどホームセンターにおける家電販売の拡大もあり、香川県内、とりわけ高松市内で厳しい競争にさらされることとなった。同社創業の地、丸亀町商店街にあった高松店を閉店(後に大創産業の100円ショップ直営1号店の移転拡大店舗となり現在に至る)、本店・本社を屋島店(現在は閉店・解体されマルナカグループの「パワーシティ屋島」駐車場となっている)に移し、その後さらに宇多津店(現在はヤマダ電機テックランド宇多津)に移すなど迷走するようになる。そのような中で、ディスカウント型家電量販店へ業態変更することとなる。エイコー時代には、岡山県や東京都、宮城県、群馬県、埼玉県、山梨県、静岡県、台湾にも出店していた。英弘チェン時代の有料制会員制組織で、以下の特徴があった。なお、会員管理にはNECのN5200シリーズが用いられ、各店舗に端末を設置、各種情報が参照できるようになっていた。なお、当初はオフライン運用のため、販売データが店舗の端末に反映されるまでには相当の日時を要していた。店舗ブランド変更後は、「ELP(Everyday Low Plice)」を基本コンセプトとした(低)価格保障をうたい、デオデオ、ケーズデンキ、ヤマダ電機などと徹底対抗した。特に高知県などではヤマダ電機が進出する前に全店変更するなど徹底していた。その姿勢と矛盾する会員組織「やまびこ会」は、入会無料のポイントカード会員制度に移行(やまびこ会会員には、年会費相当分のポイント付与付移行が期間限定で行われた)し、「やまびこ会」の修理割引制度も有料の延長保証制度に刷新した。店名を連呼するオリジナルのテーマソングも制定し、店舗内でリピート再生している。しかし、ヤマダ電機やケーズデンキの進出、ベスト電器の大型化、西村ジョイ以外の香川県外資本ホームセンターの出店が加速。特に、全国大手のヤマダ・ケーズ両社に対して価格競争力で劣性におかれていく。2005年11月、大手家電量販店ヤマダ電機と香川県のスーパーマルナカとともに、株式会社中四国テックランドを設立。これにより、香川県・愛媛県・高知県の主要店舗(1000坪以上の店舗)を、ダイナマイトからテックランドに改装した。また、それに加えマルナカがベスト電器とフランチャイズを結んでいた店舗をダイナマイトに改装した4店舗(小豆島店、三木店、綾南店、琴平店)を加え7店舗体勢となっていた。株式会社中四国テックランドは、2008年10月15日にヤマダ電機の完全子会社となり、ダイナマイトコーポレーションとの資本関係はなくなった。これに伴い、マルナカ資本である小豆島店、三木店、綾南店、琴平店は新たに設立されたヤマダ電機とマルナカの合弁会社である株式会社デンキランドに移管され、店舗名を変更しているが、マルナカのイオングループ入りに伴い2012年に全店舗とも閉店している。一方、「デンキのダイナマイト」のまま営業を続けていた店舗も、ヤマダ電機のフランチャイズに入ることになり、POSシステムがヤマダ電機のものに置き換えられたほか、商品の仕入れもヤマダ電機のルートを活用することとなった。フランチャイズ入り前に発行されたポイントカードとフランチャイズ後のポイントカードは、カードそのものはまったく同一の形状をしたリライタブルカードを使用しているものの互換性はなく、ポイントの移し変え等の手続きが案内された。新しいポイントカードの印字内容は、ヤマダ電機で使用しているポイントカードとほぼ同一である。ただし、ヤマダ電機で実施されている来店スロットサービスはない。なお、現在も「デンキのダイナマイト」店舗が存在するが、これらの店舗は2009年5月1日付でコスモスベリーズのFC店となっている。また修理受付は、香川県仲多度郡多度津町山階455(本社)において行っている。他にも、ハードオフの中国・四国地方のFC経営、2008年1月現在ではハードオフ11店舗、オフハウス3店舗となっている。また、ワンダーグーのダイナマイト店舗内への出店などを行っていた。そのうちワンダーグーの単独店舗は、岡山県内に3店舗運営している。
出典:wikipedia
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