中川コンツェルン（なかがわコンツェルン）は、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場する架空の企業グループで「中川財閥」と呼ぶこともある。年商は5兆円。なお、そのグループ形態については最終回までに2回描かれている。また、世界的に見て、中川コンツェルンに対抗できるグループは中川圭一の派出所の同僚、秋本・カトリーヌ・麗子の両親（秋本飛飛丸、フランソワーズ）が経営するグループ「マリイ・ローラン」（年商7兆円）である。なお、本項目における「中川」のみの表記は、「圭一」の表記と同じく中川圭一を表す。中川コンツェルンは明治時代から続く財閥でその規模は日本及び世界有数である。単行本69巻によれば、当主はポール中川（圭一の祖父）である。なお、ポールの父、龍之介は旧男爵であり、中川家（当主の家）はという戦前、男爵の爵位を受けていた家柄であったようである。現在、主要グループ会社はポール及びその兄弟（作中で明確になっているだけで3人）、ポールの長男の龍一郎、龍一郎の長男圭一、長女の登志恵など中川一族によって経営されている模様である。※中川圭一経営についての詳細は不明など上記以外に中川グループの様子が分かるエピソードとして、「（両津による）1兆円の損失でも耐えられる」や「（中川自身が）アメリカ合衆国大統領と親しい」、「アラブに親戚が多い」（おそらくその親戚達は石油王であろうと見られる）、「フェラーリなど、世界の有名自動車会社買収」などが挙げられる。中川については作品の各所で「大会社の経営者で大金持ち」と描かれており、堂々と社長として執務している風景もある。本来、地方公務員は地方公務員法によりアルバイトを含む兼職が禁止（作品の中でも兼職禁止規定は認識）されているにも拘らず、どういう事情か不明だが、警察官兼経営者が黙認されている。また、中川コンツェルン内での圭一の立場についてはポールの様子が不明なため、正確なことは分からないが、世界中を飛び回っている龍一郎（圭一の父）の様子や圭一の警察官としての出勤率などから考えて、「国際事業統括は龍一郎、日本国内事業統括は圭一」という体制になっているものと思われる（なお、69巻では龍一郎は圭一に警察官を辞めさせ、「太平洋横断道路」と言うプロジェクトに参加させようとしていたが、この事業は突然に100年後に延期になっている）。

出典:wikipedia