武蔵野美術学園（むさしのびじゅつがくえん）は、東京都武蔵野市に所在する、実技専修の各種学校。学校法人武蔵野美術大学が運営する美術学校であり、帝国美術学校以来の美術の伝統校である。武蔵野美術学園は、武蔵野美術大学と同じ学校法人の組織であり、創立は1929年の帝国美術学校の吉祥寺開校にさかのぼる。短大、大学は設立後、小平校舎に移転したが、帝国美術学校は武蔵野美術学校と名を変え、その後、1969年、武蔵野美術学園と名称変更、現在も創立当初の吉祥寺校舎を使用し、存続している。なお、2016年2月、校舎の老朽化などが理由で、2018年3月に廃校と発表され、各種学校として89年、武蔵野美術学園として49年の歴史に幕を閉じる。しかし、学生がいない春休み中に、掲示物のみで廃校を告知したことにより、多くの在校生が新学期まで廃校の事実を知らなかった点や、2016年度入学生に対し、廃校を説明しないまま入学させたことが明らかになり、今後、その教育責任をどのように果たしていくのかが問題となっている。現在、造形芸術科、メディア表現科2科の中に5専攻2コースを有する。造形芸術科には、絵画、彫刻、日本画、版画の4専攻があり、絵画専攻内に水彩・パステルコースがある。メディア表現科には、イラストレーションの1専攻があり、専攻内に絵本コースがある。それぞれ、基礎課程、専門課程、研究課程の三年編成。なお、本科は週4日の授業を行うが、2年間で1課程を修了できる2日制というシステムもある。学校関係者には通称『ガクエン』と呼ばれることが多い。

出典:wikipedia