地球観測センター(ちきゅうかんそくセンター、英称:Earth Observation Center、略称:EOC)は、埼玉県比企郡鳩山町にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)の施設である。地球観測センターでは、極軌道を廻る、地球観測衛星からのデータを受信し、記録する業務を中心に行っており、現在運用中の各種地球観測衛星からのデータを受信している。極軌道を廻る衛星に関しては、受信できる範囲は、施設を中心にして、数百キロメートルの範囲のため、各宇宙通信所並びに国際協定を結んだ通信所からVPN通信や記録媒体(具体的にはハードディスクやCD-ROM、DVD-ROM等)に記録されたデータを配送してもらうなどの方法を活用したネットワークによって受信が行われている(国際受信に関しては、日本の衛星に限定されている。しかしながら、日本の領空を飛ぶフォーマットの公開された衛星のデータは受信している)。また、春秋2回一般公開をしているほか、桜の穴場としても一部に有名である。地球観測衛星から送られてくるデータは、記録された後、各種プロダクトとして画像情報に加工され、様々なニーズに応じたデジタルデータとして配布されている。地球観測衛星からのデジタルデータは、宇宙航空研究開発機構の宇宙利用推進本部及び外郭団体から入手が可能である。なお、商用の場合のみ、私的かつ営利を伴わない場合には、宇宙航空研究開発機構のホームページから閲覧が可能である。元々、アメリカ航空宇宙局が打ち上げたランドサットの画像を受信し、それを国土開発や漁業政策、農業政策等に生かすために設置され、民間等への配布は考慮されていなかった。しかし、TRIC(東海大学情報技術センター「前身は、代々木及び平塚キャンパスに設置された画像情報処理センター」)等からデータの活用に関しての問い合わせ等があり、民間への配布を行うことになったものである。このプロダクトを活用して、様々な地図が生まれた。ニュートンプレス社(旧:教育社)の発行する「ニュートン」等でも、ランドサットから見た日本地図や渡辺教具製作所から販売が行われている地球儀(リモートセンシングに基づく、雲と海が描かれた地球儀)、更には日本放送協会で使われている気象情報用の日本地図などである。
出典:wikipedia
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