小樽天狗山スキー場（おたるてんぐやまスキーじょう）は、北海道小樽市の天狗山（532.5m）北斜面に所在するスキー場である。経営は北海道中央バス子会社の中央バス観光開発。天狗山は北海道におけるスキー発祥の地とされており、1923年（大正12年）の第1回全日本スキー選手権が開催された。また、スキー国体も過去4回開催された。1952年（昭和27年）に北海道で初めてリフトが設置され、市内の学校がスキー学習で利用するなど、開設以来多くの市民に親しまれている。上部の急斜面は「天狗の壁」の異名を持つ名物コースで、ここから多くのオリンピック選手が輩出している。ロープウェイ山頂駅にはレストランのほか日本各地の天狗の面を収集した「天狗の館」や「小樽スキー資料館」も設置されている。かつては70m級と90m級のジャンプ台（天狗山シャンツェ）も設けられていたが、老朽化により廃止、撤去された。初級から上級まで全7コース。ファミリーコース山頂付近に位置する初級コース。傾斜は緩やかでこぶも少なく初心者や家族に人気。バンビコース以外の全てのコースにつながっている。2人乗りペアリフトと1人乗りリフトの二つがコース頂上につながっている。ロングラインコースファミリーコースから通じる中級コース。名前のとおり天狗山において最も長いコースでありファミリーコース下部から麓まで通じている。コース中腹でバンビコースに合流する。また林間コースがロングラインコースに合流している。旧コース天狗山の中間に位置する上級コース。ファミリーコースの下部からロングラインコースの中間（とバンビコース上部の接続部分）に通じる。1人乗りリフトでコース中腹まで登ることができる。コース上部は急斜面でこぶも多く難易度の高いコースである。新コース旧コースの隣に位置し「天狗の壁」の異名を持つ上級コース。ファミリーコース下部からバンビコース上部に通じている。コース上部は急斜面でこぶも多く難易度の高いコースである。バンビコース天狗山の下部に位置する中級コース。傾斜もこぶも程よく大会で利用されることもしばしばある。林間コースファミリーコースの横の林を抜けるコースではっきりとコースの範囲は決まっていない。ロングラインの中腹に合流する。ダイナミックコース現存するコースで最も難易度の高いコース。山頂ロッジの横からバンビコースの下部に通じる。コース上部は急斜面で新雪を楽しむことができるが、なだれが発生することもありシーズンによっては封鎖されることもある。起伏にとみ、通の間では穴場とされている。途中で二手に別れそれぞれAコース、Bコースと呼ばれている。昔存在した超難易度コース。危険なため現在は存在しない。新コースとダイナミックコースの中間に位置する。始点は山頂展望レストランからダイナミックコースの始点の間で、終点はダイナミックコースの分岐コースの間に合流する位置（ダイナミックコースの分岐点から90m級ジャンプ台の着地台の櫓の終点があった場所までの間の部分）までである。

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