ポリメチルペンテン（polymethylpentene, PMP）は、ポリオレフィン樹脂の一種に当たる 熱可塑性樹脂に属する合成樹脂。CAS番号68413-03-6。TPXとも呼ばれるが、独占メーカーである三井化学の登録商標である。プロピレンをアルカリ金属触媒で反応させ、得られたメチルペンテンをチーグラー・ナッタ触媒を使用して重合する。インペリアル・ケミカル・インダストリーズ(ICI)が発明し製造販売を開始したが、現在では三井化学が事業譲渡を受け、同社のみが製造販売を行っている。医療用機器や理化学機器で広く使用されている。注射器、ビーカー、シャーレ、メスシリンダーなどはガラス素材からの転化が進んでいる。同様に食品や化粧品容器にも利用される。フィルムは包装用の他に、離型ライナーとして工業分野で利用されるほか、光学用途に向けた研究も行われている。リケンテクノスの食品用ラップフィルム「フォーラップ」の材料である。

出典:wikipedia