北方町猟銃殺人逃走事件（きたかたちょうりょうじゅうさつじんとうそうじけん）は、1996年（平成8年）10月17日に宮崎県北方町（現延岡市北方町）で発生した殺人事件、および柳田内匠容疑者逃走事件（逃走中も複数発を発砲した）。北方町から宮崎市へ向けて、車で国道218号や国道10号を逃走。発生から逮捕までのカーチェイスは6時間30分に及んだ。国道10号南バイパス（土々呂バイパス～延岡南道路）上に張った包囲網に車を誘い込み、逮捕する作戦を計画（「バイパスなら、南北の幹線である国道10号を封鎖しなくて済む」との判断）。国道10号が、国道10号本道と旧道の2つに分かれる都農町に包囲網が敷かれた。警察は一方の道（国道10号）を封鎖しても、一般車両を遮断せずにすむ（旧道を通過させられる）場所として、都農神社前を選定。犯人の車を包囲するため、都農神社前の国道10号に機動隊の大型輸送バスを2台、それに加えトラックとバスを1台ずつを並べてバリケードを作った。犯人の車は国道10号から逸れて、県道40号線に入った。宮崎県警は、まだ新たな包囲網を敷いていなかった。

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