『天外魔境 第四の黙示録』(てんがいまきょう だいよんのもくしろく)は、1997年1月14日にハドソンから発売されたセガサターン(以下SS)用コンピュータゲームソフト。ジャンルはロールプレイングゲーム(RPG)。英語表記によるタイトルは『FAR EAST OF EDEN The Apocalypse IV』。2006年にPlayStation Portable(以下PSP)用ソフトとして移植された。PCエンジンを中心に展開していた天外魔境シリーズの第8作目。「西洋人から観た誤った日本観」をコンセプトとするジパングを舞台としたこれまでのシリーズと異なり、本作では「日本人から観た誤った西洋」をコンセンプトとしたアメリカを舞台としており、ホラーテイストを加味した作品となっている。宗教論、戦争論等も含めた、極めてメッセージ性の高い作品として知られる。「第四の黙示録」というタイトルは、当時PC-FXで発売予定であった『天外魔境III NAMIDA』を踏まえたシリーズの4作目として命名。当初は新シリーズとして『第五の黙示録』『第六の黙示録』といった続編の構想もあったという。豪華声優陣が演じる個性豊かなキャラクターや、アニメ手法によるストーリーテリングなど、シリーズの特色を引き継ぎつつ、セガサターンのスペックを活かした作品となっている。従来作品ではプログラムでアニメーション処理していたデモシーンのムービー化や、SFC版『天外魔境ZERO』に引き続き採用された「PLGS」によって、セガサターン本体の内蔵時計を利用して現実の日付と連動するイベントなどが特徴。「冒険の数だけ」が流れるOPムービーはタイトル画面を放置していると流れるようになる。見習い魔物ハンターの雷神は師匠のレッド・ベアに連れられニューオリンズの街にやってきた。子供たちを柵の内側に隔離している不思議な街……。そこにはエデンの火と呼ばれる祭壇があった。エデンの火は平和の象徴としてその聖なる光でアメリカを照らしていた。しかし、近年、この周囲で魔物が増え始めているという。一説にはエデンの火自身が魔物を生み出しているとも……。1893年ニューオリンズ物語はここから始まる。PSP版では追加要素として新規OPムービー、ニューヨーク編のシナリオが追加されているほか、画面の表示比率をハードに合わせ、16:9のワイド表示となっている。シナリオの主な追加部分としてSS版では戦闘のみであった獣神ロゴスと相手取るニューヨーク編と、その最中で禅剛とエースが火の紋章を発現させて火の勇者に目覚めるイベントがある。また、新規OPムービーもSS版と同様にタイトル画面を放置していると流れる。その他PSP版の追加、変更要素は以下の通りになる。戦闘は従来のPCエンジン版『天外魔境シリーズ(カブキ伝を除く)』のようなトップビューになっているが、ボス以外の敵キャラが動くアニメーションを施している。また、ボスキャラクターのHPが0になると、いずれかの味方キャラクターが技を出すアニメーションムービーが挿入される。雷神が戦闘不能に陥ってもゲームオーバーにならず、最後に立ち寄った宿屋に戻される。英語や英単文からもじって付けられた名前の人物が多く、ゲーム中でも数例は原文がそのまま登場するなどしている。例として雷神は「RIZING」、夕能は「You know」など。本作品では他企業とのタイアップにより、ゲーム中の道具として実在の商品が登場する。なおPSP版ではこれらの道具は削除されており、登場しない。本作に直接関係する作品のみ。シリーズ作品やそれらの関連作品は「天外魔境」および各ゲームタイトルの記事を参照。本作発売前に、タイアップ番組としてAMラジオ放送(キー局は文化放送)で、1996年10月4日から1997年3月28日まで『天外魔境〜無国籍食堂(であいのちゃや)』が放送された。パーソナリティは山口勝平と桜井智。全26回。毎週ハドソンの広報担当者がゲーム内容を告知するコーナーや、リスナーからの投稿ハガキによって構成されたベーシックな内容となっている。また毎週本作に出演している声優がゲストとして訪れトークを行った。
出典:wikipedia
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