徳島県南部健康運動公園野球場(とくしまけん・なんぶけんこううんどうこうえん・やきゅうじょう)は、徳島県阿南市桑野町・山口町の徳島県南部健康運動公園内の桑野町にある野球場。愛称『JAアグリあなんスタジアム(2012年5月20日に『アグリあなんスタジアム』より改称)。施設は徳島県が所有し、運営管理は阿南市に委託されている。2008年より、四国アイランドリーグplusに所属する徳島インディゴソックスが使用しており、2008年から2010年まではホームグラウンドの扱いだった。なお、愛称のアグリあなんスタジアムは命名権によるものである。四国4県は前述の四国アイランドリーグplusが公式戦を行っている他、古くからプロ球団がキャンプを実施したりオープン戦・公式戦を開催するなどプロ野球に縁深い地方である。しかしながら4県の野球場をみると、プロ公式戦開催規格(両翼約99.06m、中堅121.9m)を充足するフィールドを有するものは非常に少なく、愛媛県の松山中央公園野球場(坊っちゃんスタジアム)、徳島県の徳島県鳴門総合運動公園野球場(オロナミンC球場)、及び、両翼100mクラスはこのアグリあなんスタジアムの他、高知県の室戸広域公園野球場(室戸マリン球場)、高知県立春野運動公園野球場の計5球場しかない。両翼100mクラスのうち、ナイターのあるものとしては四国初となる。整備中にナイターの平均照度が設計当初の内野750Lx・外野400Lxから、内野1500Lx・外野800Lxに変更されたことで、徳島県内で初めて硬式野球公式戦の夜間開催に対応する球場となった。これにより折りしも前年発足した野球の独立リーグ・四国アイランドリーグplusのナイター試合にも対応可能になった。バッテリー間は2300Lxあるとされ、プロ野球チームの中日ドラゴンズは2007年5月に視察し試合可能と判断している。なお、照度(即ち料金)は施設利用者が4段階から選択が可能。開場に先立ち、徳島県は野球場の愛称について命名権の売却を決定し募集を行ったところ、地元阿南市・那賀郡那賀町の阿南農業協同組合(JAあなん)が応募し、アグリあなんスタジアムと決まった。期間は5年間、総額750万円で契約。JAによる命名権取得は全国的に極めて珍しいケースである。尚この翌年の2008年4月、県は徳島小松島港和田島緑地とその各施設の命名権を公募したところ、同じく地元のJAであるJA東とくしまが応募、同年5月より園名を「あいさい緑地」に、野球場を「あいさい球場」として使われている。なお2012年の契約更新に合わせて、愛称を「JAアグリあなんスタジアム」に変更している。なおバッテリー間の照度は2300Lxで「甲子園球場並み」とされる。照明照度以外の施設使用料は概ねオロナミンC球場や蔵本球場と同額。内野スタンドの一部にはバリアフリー対策が採られており、車椅子席が設置されている。阿南市は地元政財界と連携し、地域で人気の高い野球を通して地域振興や活性化を目指す「『野球のまち阿南』推進協議会」(以下「推進協」)を2007年6月27日に設立した。同推進協は野球チームや企業など180団体からなり、四国アイランドリーグplusと徳島インディゴソックスの応援・後援の他、高校野球公式戦、プロ野球、社会人野球、大学野球の公式戦やキャンプの誘致活動を円滑に進めることを目的としている。阿南市の幹部職員114人は徳島インディゴソックスのファンクラブに加入し、官民を挙げて野球のまちづくりに取り組んでいる。2008年4月1日には推進協を充実させるため市は「野球のまち推進監」ポストを新設。嘱託職員1人、任期1年で実務を担当する。民間ではホームベースの形をしたフィッシュカツが開発販売されるなどまちづくりに呼応した動きが出ている。この取組みを激励しようと、2008年4月に当球場で開催された西日本生涯還暦軟式野球大会に出場した草野球活動に造詣の深いスポーツ関連企業代表は、米国シアトル・マリナーズのイチロー選手の記念ユニホームを市に寄贈。市ではシンボルとして活用したい考え。また、それを伝え聞いたイチロー選手も阿南市のこうした取組みに賛同したとされる。その後市民などからこうした記念品の提供が続いていて、福岡ソフトバンクホークスの王貞治監督や、阿南市出身の代表的プロ野球選手3名である水野雄仁、條辺剛、柳田浩一のユニホームやバット、トロフィーのほか、甲子園出場校の持ち帰ったグラウンド土などが多数寄せられている。また、こうした「野球のまち」への熱意に感心した全日本早起き野球協会長は、阿南市職員を同協会事務局長として就任要請した。詳細は徳島県南部健康運動公園へ以下は整備中。阿南市のほぼ中央に位置する。主な交通手段は下記の通り。
出典:wikipedia
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