『ノンタン』(Nontan)は、キヨノサチコ作絵の絵本のシリーズ、及び同シリーズの主人公。比較的太めの波打つような描線で描かれた素朴な絵柄が特徴的。(※後述の理由により後にキヨノサチコの単独名義になっている。)元気な猫の男の子ノンタンを主人公とした絵本のシリーズで、1976年に最初の絵本『ノンタンぶらんこのせて』が刊行。その後、絵本はもちろんのこと、CD、テレビアニメ、キャラクター商品などでも人気を博している。当初、キヨノと大友康匠は偕成社に、白い子ギツネを主人公とした『あかんべきつね』(後の『あかんべノンタン』の原型)を持ち込んだ。その後、編集者からの提案により主人公がネコに、書名も『あかんべどらくん』に変更された。しかし『どらくん』という言葉が子供に発音しづらいということで最終的には『ノンタン』に決定された。なお「ノンタン」とはその編集者の娘の友達のあだ名を戴いたものである。また、初期の原画では一見開きの中で画面が分割されていたが、編集者からのアドバイスにより画面構成を描き直している。刊行された第1作は『ノンタンぶらんこのせて』であり、『あかんべノンタン』は第3作として出版された。1976年当時の絵本事情から、「あかんべ」といういたずら行為が、絵本を購入する母親から拒絶されることを危惧したためである。ノンタン、タータンを除いたほぼすべてのキャラクターに「必要性を感じなかった」という理由で名前がついてない。キャラクターの呼び名は、原作絵本版を基準に記載する。アニメ『ノンタンといっしょ』では一部のキャラクターの呼び名が異なる(後述)。なお、絵本には登場していないが、ノンタンの父・母・祖母・祖父も設定としては存在しており、絵本にも登場させる構想があった。偕成社から、『ノンタンぶらんこのせて』『ノンタンおやすみなさい』を皮切りに、数十冊が刊行されている。1976年8月に刊行された『ノンタンぶらんこのせて - ノンタンあそぼうよ (1)』から1982年9月刊行の『ノンタンボールまてまてまて - ノンタンあそぼうよ (10)』までは作者は「おおともやすおみ」のみだったが、後に「おおともやすおみ」と「おおともさちこ」の連名となっている。以降の作品に関しては作者はキヨノサチコのみとなっている。現在出版社から入手することのできる下記の作品は、すべて「作・絵:キヨノサチコ」と表記されている。17cm×16cm、0, 1歳から、1987年 08月~1989年 12月発売19cm x 16cm、3, 4歳から、1976年 08月~2011年 06月発売22cm×18cm、3, 4歳から13cm×14cm、3, 4歳から、2004年 09月発売トーハン『ミリオンブック』2008年度版。2007年9月までの累計。日本コロムビアから「おはなしノンタン」という、絵本の読み聞かせCDのシリーズが発売されている。主題歌とナレーションを担当したのは榊原郁恵。1984年に求龍堂から関連書籍として、『おみちゃん さっちゃんの こども え じてん』(作・絵:おおとも やすおみ・さちこ、文:しおの よねまつ(塩野米松))が出版されている。これは、様々な単語の意味や著名な童話作品のあらすじを、平易なかな文字の文章と、絵本版『ノンタン』に登場するキャラクターをモデルにしたイラストで説明するという、子ども向けの百科事典である。前述のように『ノンタン』のキャラクターが登場するものの、メインキャラクターとなっているのは、白うさぎの「おみちゃん」(男の子)と「さっちゃん」(女の子)である。また、その他のキャラクターに関しても、絵本版『ノンタン』とは異なった設定が見られる。以下にその例を記述する。キヨノと大友康匠(離婚した元夫)は、双方が持つ著作権の認識のズレから「ノンタン絵本裁判」となる(大友は裁判中に死去)。裁判の結果「実質的な著作者はキヨノであり、大友は補助的作業をしたに過ぎない」との判断が下された。大友の訴訟承継人は控訴したが、棄却された。1992年〜1994年にフジテレビ系「ウゴウゴルーガ」の枠中で放送されていたコーナードラマ。全265話が制作されており、そのうち2話分は未放送である。主題歌とノンタン役の声優は千秋が担当した。ナレーションは平野文。アニメーション制作を担当したスタジオぴえろのホームページによると、本作は「ミュージカル風アニメーション」として企画され、コミカルな効果音や音楽が効果的に使われている。中には1話まるごとミュージッククリップ(総集編ではなく新規のもの)のような回もある。OVA『ノンタンといっしょ おべんきょうシリーズ(新おべんきょうシリーズ)』も製作。2002年11月4日からキッズステーションで放送された3DCGアニメ。一部の地上波テレビ局でも放送されたことがある。最終話の放送が終了しても、時々新作を挟みながら、再び1話に戻って再放送を繰り返し2012年4月4日まで放送されていた。原則として毎週月曜日〜金曜日の放送だったが(2005年4月4日〜2006年4月3日は毎週月曜日のみの放送)、放送時期により放送時間は幾度か変動している。1日に同じエピソードを2回放送したり、1日に2話放送した時期もある。主題歌とノンタン役の声優は齋藤彩夏が担当。キッズステーションでの放送終了後も、新作エピソードを収録したOVAが発売されている。ここでは、キッズステーションで放送された際の話数を掲載する。第1話から第15話に関しては再放送時に話数が振り当てられたため、話数と初回放送日の順序が一致しない。コンピュータゲーム化されたタイトルを挙げる。声の出演(3DO用ソフトのみ)アニメと同じ声優が担当。『ノンタンといっしょ』放送当時など、一時的にキャラクター商品が発売されていたことがある。その後、2000年3月に伊藤忠商事が『ノンタン』と『トムトム☆ブー』シリーズの登場キャラクターを「ママノンタンワールドシリーズ」として、キャラクター商品の展開を行うことになった。「ママノンタン」とは作者のキヨノサチコの愛称である。それ以後、ぬいぐるみ・文房具・食器・バッグなど様々なグッズが発売されていて、人気キャラクターになっている。
出典:wikipedia
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