自然詠(しぜんえい)は、短歌用語である(俳句についても用いられる)。短歌を詠むとき、その対象となる事物としていわゆる山川草木、花鳥風月等の自然を詠みこんだ歌のことをいう。短歌の対象を分類する概念で、人の生活する場である社会と社会に対する認識等を詠んだいわゆる社会詠と対照される分野であるとされる。自然詠という分類は、戦後になって社会詠が盛んに作られるようになってから生じたものであり、当初は、正岡子規によって提唱された、歌の手段、方法としての「写生」の提唱がその根本にある。後に、子規の言う「写生」は、客観と主観のそれぞれの立場からの見解の対立、結社の中の立場としての対立など様々な形の対立を生んだが、当然にして、その結論は自然を詠んだ歌が、単なる自然の描写の歌であって、主観的立場がないということはあり得ないという方向であった。
出典:wikipedia
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