アストラナガン (Astranagant) は、『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場する架空の機動兵器である。『α』の世界のイングラムが組み上げた特殊機関。アストラナガンに組み込まれている。並行宇宙から様々なエネルギーを取り出すことができ、空間転移、並行世界へのシフト、時空間移動(タイムトラベル)さえも可能にする。もっともクロスゲート・パラダイム・システムに近いもの。実在の数学者フランク・ティプラーが考案した、理論上は可能とされるタイムマシン「ティプラー・シリンダー(ティプラーの円筒)」に由来。ベルグバウの動力源。この動力機関およびアキシオン・バスターをディーンの火と称して呼ぶこともある。その詳細について劇中では明らかにされていないが、クォヴレーに憑依していたイングラムの「ディーンの火がディスの目覚めを促す」との台詞がある。また、クォヴレーは人類補完計画発動の場に居合わせた際にこの機関に言及しており、人の意識や魂に関連する何らかの機関であると思われる。ディスの心臓とも呼ばれる。ディス・アストラナガンに組み込まれた動力源で、ゴッツォ家が製作を行っていた。本来はヴァイクランに搭載される予定であったが、開発が難航し搭載されることは無かった。しかし、キャリコがベルグバウとの戦闘で収集していたディーン・レヴのデータを参考にしたことでようやく完成し、ベルグバウの改修時に組み込まれた。死霊や悪霊など、宇宙中の負の存在の集合体から成る「負の無限力」を吸収し、さらにはそれを「力」として駆動する。またスペシャルシナリオでのクォヴレーによれば、生命が輪廻転生する際の狭間の力を使っていると語っているので、死霊や悪霊以外の力も使っていると思われる。ディス・レヴ自体がどのようなものなのかを知る存在は少ないものの、ルアフやアルマナを始め、霊力を感知できる者はディス・レヴを酷く恐れており、悪霊の力を操るムゲ・ゾルバドスやケイサル・エフェスらもその力を欲するほどであった。イングラムがSRX計画を通じて得た技術、ラ・ギアス、バイストン・ウェルなどの異世界の技術、地球の技術およびゼ・バルマリィ帝国の技術を結集して造り上げた究極の人型機動兵器。イングラム自身が搭乗する。主動力源は量子波動エンジンだが、特殊機関としてティプラー・シリンダーが搭載されている。装甲材質にはズフィルード・クリスタルが使用されており、破損しても自己修復を行う。バルマー戦役時においては、シュウ・シラカワのグランゾンと互角以上に戦えることが明らかになっている唯一の機体であるが、シュウの言葉によればこの2体が全力で戦うと宇宙が崩壊しかねないという(ここではネオ・グランゾンの方を指すと思われる)。ティプラー・シリンダーの搭載により、各階層の次元や並行宇宙から様々なエネルギーを取り出すことができる。また、空間転移、並行世界へのシフト、時空間移動さえも可能。T-LINKシステムも装備しており、念動力による遠隔機体・武器操作だけでなく、念動フィールドも使用可能。地球側の識別コードはAGX-15「ブラック・エンジェル」。『第3次α』ではイングラムが、アストラナガンは正と負の無限力の狭間に立つ因果律の番人であると語っていた。あまりに強力かつ特異なその存在ゆえ、バルマーにおいても別格の存在らしく、『第3次α』のクォヴレー編では、ベルグバウを介して復活を試みるなどの事例が見られる。名前の由来はスペインの銃器メーカー「アストラ」および、ベルギーの銃器メーカー「ナガン」から。どこからともなくイングラムが召喚した機体。R-GUNの名を冠しているが、まったく別の機体となっている。武装はアストラナガンに似ており、『OG』版アストラナガンとでも言うべき機体である。独語で「好敵手」の意味を持つリヴァーレの名はリュウセイらに対する「敬意」の表れらしい。セプタギンやズフィルードといった、ゼ・バルマリィ帝国製の兵器に良くみられる紫系の極彩色をしている。R-GUNを元にしており、全体としては原形をとどめていないが、ゴーグル部分に名残が見られる。またボディ形状はR-GUNのボディを上下逆にしたデザインになっており、腰部にあったメタルジェノサイダー発射口が胸部のアキシオン・バスター発射口になっている。マニピュレータを持たず、ブレードなどは手首から直接伸ばす。高い再生力を持つ。装甲・動力源は特に言及されておらず不明。なお、『DW』にてR-GUNリヴァーレ出現の際に発生したゲートは、『第3次α』でディス・アストラナガンが這い出てくる魔法陣と同じ形をしている。地球側の識別コードはAGX-13ハングドガン(吊り下げられた銃)。ゼ・バルマリィ帝国で開発されたヴァルク・ベンとアストラナガンの残骸が融合して誕生した機動兵器。保有兵装や戦闘スタイルは中・遠距離戦に特化し、格闘兵装を持たない。その保有兵装の多くがアストラナガンの物と似たような特徴を有している。また、ヴァルク・ベンに搭載されていた防御兵装ディフレクト・フィールドも使用できる。スマートなラインを持ち、黒色と金色を基調とする。脊椎にそって配置されたガン・スレイヴや、大きく前方へ展開するエメト・アッシャー、胸部から伸びるプレート・バレルなど直接的なギミックが多い。デザインは金子一馬。シヴァー・ゴッツォが開発したディス・レヴのプロトタイプと、アストラナガンのデータを元にして作られたパーツを組み込まれたことによって、ベルグバウが新たなアストラナガンとして新生した姿。無機的なデザインのアストラナガンとは異なり、生物のような有機的なデザインになっている。クォヴレーに憑依していたイングラムは本機を「悪魔王の名を冠した銃神」と呼んでいる。搭載しているディス・レヴが死霊や悪霊の怨念(「負」の無限力)を糧に駆動するためか、本機を恐れる存在(敵味方含めて)も多い。ディス・レヴを制御しているクォヴレーの意思によってしか動かせない。空間転移、並行世界移動も可能。ただし、劇中ではエピローグでわずかに語られた以外に並行世界転移はしておらず、『OGs』では転移にはなんらかの因子が必要とされているように、自由自在に出来るというわけではない模様。アストラナガンのように時空間移動ができるかどうかは明らかになっていないが、『スーパーヒーロー作戦』においては、並行世界への移動と時空間移動は同義であるとも語られている。この作品においては40年後の時間軸にあたる世界へと移動しているが、これは厳密に言えば、転移前の世界の40年後の世界とほぼ同じ環境を持つ別の並行世界に転移しているということになる。作中では本機もアストラナガンと呼称・認識されることが多く、正式名称であるディス・アストラナガンが呼称されることは稀である。『DW』にて、アストラナガンとSRXが融合した機体。
出典:wikipedia
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