神谷神社(かんだにじんじゃ)は、香川県坂出市にある神社。式内社で、旧社格は郷社。坂出市東部、五色台の一峰・白峰山の麓に鎮座する。「神谷」と呼ばれる谷間に位置し、境内の北方を神谷川が流れる。本殿は造営年代が明らかな流造社殿の中では最古のもので、国宝に指定されている。国宝の社殿を持つ神社ではあるが、境内は比較的小さい。そのほか、重要文化財の木造随身立像などの神宝を現在に伝えている。主祭神相殿神由緒によれば、当社の位置する渓谷は古来より「神谷」と呼ばれていた。当社の裏には「影向石(えいこうせき)」と呼ばれる磐座(いわくら)が存在しているほか、周辺から弥生式土器なども発見されている。創建について社伝では、弘仁3年(812年)に空海の叔父にあたる阿刀大足(あとのおおたり)が社殿を造営し、相殿に春日四神を勧進したと伝える。貞観7年(865年)従五位上、貞観10年(868年)正五位下に叙せられている。延喜5年(905年)成立の『延喜式』神名帳には讃岐国阿野郡に「神谷神社」と記載され式内社に列している。現在の本殿の棟木には、建立された年の建保7年(1219年)の墨書銘に「正一位神谷大明神御宝殿、建保七年歳次己卯二月十日丁未日始之、惣官散位刑部宿祢正長」とあり、この頃には最高位を叙し、地域の崇敬を集めていたと見られている。明治時代、近代社格制度において郷社に列した。昭和2年(1927年)大晦日の夜に、燈明の火が拝殿に引火するという火事が発生した。拝殿は焼亡したが、住民が焼け落ちる拝殿を本殿の反対側に引き倒したため、本殿は難を逃れた。現在の拝殿は翌昭和3年(1928年)より昭和5年(1930年)にかけて再建されたものである。本殿は、鎌倉時代初期の建保7年(1219年)に荘官の刑部正長により旧本殿より再建された三間社流れ造りの社殿である。建造年の明らかな神社建築としては日本最古であり、国宝に指定されている。また、社殿裏手約50mの地には、「影向石」と呼ばれる巨岩が立つ。当地では古代に磐座として祭祀が行われていたという。境内に多数鎮座する。所在地交通アクセス
出典:wikipedia
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