小将棋(しょうしょうぎ)は、将棋の一種であり、2人で行うボードゲーム(盤上遊戯)の一種である。小将棋は歴史的背景によって詳しいルールが失われてしまい、文献にしか載っていないものであるため、当時の正式なルールは現存しない。簡単に言えば、現在よく知られた本将棋に醉象を加え、持ち駒再使用ルールを除いたものである。上の表では便宜的に成銀を「全」、成桂を「圭」、成香を「杏」と表示している。盤面を図として表示する場合、下側が先手、上側が後手となる。先手から見て、将棋盤の右上のマスを基点とし、横方向に1、2、3、…、9、、縦方向に一、二、三、…、九とマスの位置を表する座標を決められている。棋譜はこの数字を用いて表現する。※千日手についての詳細なルールが失われているため、何回で千日手が成立するかは不明である。現在の本将棋のルールから考えれば同一局面4回発生であり、過去のルールで考えれば同一手順3巡であるまた攻めているほうが打開責務の可能性もありうる。小将棋は現在の本将棋の元となったものである。小将棋というのは時代背景によって大きく2つの種類がある。平安時代頃に将棋が大陸から渡来してきて、日本人に使用されていた頃のもの(通称:平安小将棋)と、その後の時代(室町時代頃)に遊ばれたものがある。この記事に掲載しているものは後者のものであり、前者のものは平安小将棋に分割しておく。小将棋が競技されなくなった理由として、『諸象戯図式』には2つの複合的な理由が掲載されている。しかしこの理由には確かな信憑性が欠けており、またいつ頃駒の再利用が付け加えられたのかなど、不明な部分が多い。朝倉象棋(あさくらしょうぎ)は、将棋の変形ルールのひとつである。朝倉氏の根拠であった福井市に伝わり、廃れていたが後述の発掘以降現在でもイベントとして対局が行われている。1973年、一乗谷朝倉氏遺跡から発掘された174枚の将棋の駒から醉象が1枚だけ含まれており、当時は醉象を含んだ将棋が指されていたとされている。このことから、福井で朝倉象棋が指されるようになった。駒の初期配置は小将棋と同じで、醉象・太子のルールについても小将棋と同じである。取った駒は玉将と醉象(太子)を除いて、持ち駒として再利用できることが、小将棋との違いとなる。
出典:wikipedia
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