黒崎(くろさき)は、福岡県北九州市八幡西区の中心街で繁華街かつ歓楽街。北九州市西部の黒崎駅周辺の地域を指し、北九州市の副都心を成す。九州の大動脈である国道3号および鹿児島本線が中心部を東西に並行して貫いている。その南側は商業地で、北側は安川電機、三菱化学、黒崎播磨などの工場が洞海湾沿岸に立地し北九州工業地帯の一郭を形成しており、対照的な景観を見せている。黒崎は、かつては北九州の副都心として、第二の商業集積地と呼べる地区であったが、1990年代から小倉・博多との都市間競争に加え、周辺に出店してきた大型ショッピングセンターとの競合により、商業地区としては地区全体として大きな問題を抱えている。1979年に開業したメイトビル内に入居していた、黒崎フォーラス(イオングループ)が1999年に閉店。また、同じくメイトビル内に入居しており、かつ同ビルの核テナントであった黒崎そごうが2000年12月25日に閉店。他には、トポス黒崎店(ダイエーグループ)が2001年1月31日に閉店(同建物には後継店舗としてアパンダ(食品スーパー)が入居していたが、これも2007年に閉店)、長崎屋黒崎店が(親会社の経営破綻により)2002年2月11日に閉店(跡地は福岡銀行黒崎支店とビジネスホテルアルクイン黒崎)した。2001年11月16日に開業した複合商業施設コムシティも、商業施設部分を管理・運営する第三セクター黒崎ターミナルビルが約1年半後の2003年6月2日に自己破産し商業施設が閉鎖されるなど、黒崎地区の商業機能は大幅に縮小した。2001年10月にはそごう跡に井筒屋黒崎店が移転開業したが、2002年10月にイオン若松ショッピングセンター、2005年4月にイオンモール直方、2006年11月にイオン八幡東ショッピングセンター、2013年3月にはコストコ北九州倉庫店がオープンするなど、黒崎地区(周辺)を取り巻く環境は厳しさを増している。また、同地区に複数ある、市内でも有数のアーケード商店街は軒並みシャッター通りと化し、閑散とした状況になっている。また、黒崎地区に複数あった封切映画館は2005年を最後に全て閉館した。かつてJR九州内で黒崎駅の乗降客数は博多駅、小倉駅に次ぎ3位であったが、2004年以降は6位に低下している。北九州市調査(2004年)によると、黒崎地区の小売店舗数454店、小売業年間販売額477億円。もっとも、前述のアルクイン黒崎のように、近年ビジネスホテルが相次いで建設される等、変化の兆しも見られる。2008年7月には、「中心市街地の活性化に関する法律」に基づき、内閣総理大臣から「北九州市中心市街地活性化基本計画(黒崎地区)」の認定を受ける。2009年11月1日、黒崎商店街の空き店舗を活用し、和洋菓子やカフェなどの5店が入居するスイーツ専門のチャレンジショップ「96cafe(クロカフェ)」がオープン。2年間の入居後、黒崎地区内の商店街への出店を目指しており、すでに独立開業の実績も出ている。2012年(平成24年)7月には九州厚生年金病院移転跡地に黒崎ひびしんホールおよび北九州市立八幡西図書館がオープンした。2013年(平成25年)4月2日、コムシティが公共施設主体の官民複合施設として再オープンし、5月7日には八幡西区役所がコムシティ内に移転入居。旧長崎街道の宿場町・黒崎宿の歴史・文化を活かした祭りやイベントなどの開催や、文化・交流拠点地区の整備、駅前商業施設の再生等を行うことにより、同地区へのまちなか居住を促進し、賑わいのあるコンパクトなまちづくりを目指す。『クロスロード黒崎 人が集い、暮らし、交流する、賑わいあふれる副都心』(江戸時期以降)
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。