入曽駅(いりそえき)は、埼玉県狭山市大字南入曽にある、西武鉄道新宿線の駅である。駅番号はSS25。相対式ホーム2面2線を有する地上駅。下りホーム側駅舎が西口、上りホーム側駅舎が東口である。各ホーム間は跨線橋により連絡しており、下りホーム所沢寄りの階段にはエスカレーターが併設されている。トイレは1番ホーム側に立地する。古くからトイレは1番ホーム駅舎側にあり、1980年の跨線橋供用開始時にあわせて跨線橋階段下に新たにトイレが設置された。跨線橋階段下のトイレは設置後30年以上が経過し老朽化したことから、2012年11月より1番ホーム東側の東口駅舎裏南側に多機能トイレを含むトイレを新設する工事を行い、跨線橋階段下の旧トイレは撤去する。2013年2月より供用開始。これに伴い、新所沢寄りから分岐し1番ホーム東側の駅舎裏南側に至る留置線の一部がトイレの敷地に転用されたため、一部の線路を撤去し車止を新所沢寄りに移設した。2015年度よりバリアフリー化及び耐震補強工事を実施、構内エレベーターなどを設置した。一日平均乗降人員は以下の通りである。駅周辺は1960年代から急速に宅地化が進み、狭山市南部の拠点となっている。東口前には昔ながらの店舗が軒を連ねている。西口前には狭山茶の茶畑が広がっている。バス停留所は東口側にあり、西武バスにより運行される以下の路線が発着する。このほか、狭山ヶ丘高等学校・日々輝学園高等学校東京校(所在地はともに入間市)へのスクールバスも発着する。駅周辺は商店や住宅が密集し、人や車の通行も多い一方で、駅前に通じる道路はいずれも狭隘であり、歩道も整備されていない。駅前は開業時以来の極めて狭い空間を有するのみであり、ロータリーや駅前広場がないことから、路線バスの進入も危険な状態となっている。また、駅西口には武蔵野の面影を残す農地や雑木林が広がっていたが、駐車場や資材置き場に転用されるようになり、駅前にふさわしくない無秩序な土地利用が懸念されている。このため入曽駅東口地区整備事業および入曽駅周辺地区区画整理事業が計画された。狭山市は1995年に狭山市立入間小学校(当時)の校地の一部を割いて「入曽駅周辺開発事務所」を設置し、地権者・住民との合意形成に努めたものの、一部地権者の反対が強く、具体的な進展は見られなかった。2008年10月には入曽駅東口地区約6万9千平方メートルを土地区画整理事業の手法で開発する基本構想を決定したが、その後も地権者との合意形成が進まなかったため、土地買収方式で事業を進める方針に転換。2011年3月には事業地内の狭山市立入間小学校を廃校とし、学校敷地(1万3千平方メートル)を再開発に伴う移転・代替用地に当て、再開発事業開始への準備を進めた。同年8月から11月にかけて全地権者に意向確認調査を実施。東口地区北側が南側に比して事業開始に賛同する意見が多かったことから、北側約4ヘクタールについて先行整備する方針を立てた。しかし事業地内の駅前大手地権者(1法人2個人)と土地買収金額などの面でなおも折り合わず、駅前大手地権者が事業反対の意向を示したため、ついに2013年5月、狭山市は地権者の協力が得られず今後の見通しが立たないことなどを理由に両計画の実施を断念する方針を明らかにした。同年10月、「入曽駅周辺開発事務所」も閉鎖され、狭山市役所内に移された。翌2014年3月31日をもって入曽駅周辺開発事務所は廃止となった。
出典:wikipedia
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