


いたずら教室(原題:"Blackboard Jumble")は、アメリカ合衆国の映画会社、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)社に所属していたアニメーターのマイケル・ラーによる作品のひとつ。片田舎を歩くオオカミ。学校の近くに差し掛かると犬の先生(スパイク)が発狂し七転八倒しながら飛び出してきた。オオカミはこれを呼び止め何事かと尋ねるが、犬の先生は発狂を止めることすらままならない。「現代教育だよ…生まれ変わっても先生になどならん…」と教師の道具をオオカミに押し付けると、その場から逃げ去ってしまう。オオカミは「(前任の)先生に根気がないだけさ」と教師を引き受け、自信満々に学校の門を開けるが、そこに待っていたのはドルーピーら悪ガキ3人組だった。いわゆる「学級崩壊」に陥った前任者の失敗を繰り返すまいと最初の授業をお絵かき(美術)にするなど懐柔策を試みるが、ドルーピーたちはさまざまないたずらで授業を妨害し、全く効果がない。当初こそ冷静だったオオカミも追いつめられ懐柔策を放棄。暴力的な手段で対抗するが、ドルーピーたちの方が数段上手で、やることなすことがすべてうまくいかない。両者の対決はついには大砲までも飛び出すハチャメチャな展開となる。結局、心身ともにボロボロとなったオオカミも発狂して学校から逃げ去り、前任者と同じ轍を踏むこととなった。原題名は1955年に放映されたMGM映画「Blackboard Jungle」を捩ったものであるとみられる。「勝利はいただき」やクマのバーニー作品である「良い子のしつけ方」の内容とも似ている(監督のラーがアニメーション制作のスタッフとして両作品にも参画していた)。TBS版の『トムとジェリー』の短編に挟まれて放映されていた。
出典:wikipedia
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