ガトートカチャ(घटोत्कच "Gatotkaca")は、インドの叙事詩『マハーバーラタ』に登場するラークシャサ。パーンダヴァのビーマと羅刹女ヒディムバーの子。禿頭で怪力の持ち主。多くの眼を持ち、大きな口、尖った耳をしているなど恐ろしい姿をしているが、常にパーンダヴァを敬愛し、協力する。ガトートカチャは生まれてしばらくはビーマや母と暮らし、別れるとき、困ったときに自分を呼べばすぐに助けに来ると約束して去っていった。パーンダヴァが森の中で疲れて動けなくなったとき、ビーマが呼ぶとガトートカチャはすぐに他の羅刹たちを引き連れて現れ、パーンダヴァを担いで空を飛び、パドリカーシュラマに運んだ。ガトートカチャはクルクシェートラの戦いでもパーンダヴァ側として参戦し、アラムブシャ、ドゥルヨーダナらと戦った。しかし、アルジュナをカルナに勝利させようとするクリシュナは、その布石としてガトートカチャをカルナと戦わせた。というのはカルナはインドラ神から一撃必殺の槍を授かっていたが、この武器は1度しか使えなかったため、クリシュナはガトートカチャとの戦いでカルナに使わせてしまおうと考えたのである。ガトートカチャはカルナと戦い、当初は羅刹に有利な時間帯である夜にも拘らずカルナに圧倒された。だが、カルナの友軍を巻き込んで攻撃することで、友軍を壊滅寸前にまで追い込んだ。友軍に助けを求められたカルナはクリシュナの思惑通りに神授の武器を使った。しかしガトートカチャはその犠牲となって倒れた。
出典:wikipedia
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