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三段論法

三段論法(さんだんろんぽう、, シュロギスモス、、)は、論理学における論理的推論の型式のひとつ。典型的には、大前提、小前提および結論という3個の命題を取り扱う。これを用いた結論が真であるためには、前提が真であること、および論理の法則(同一律、無矛盾律、排中律、および充足理由律)が守られることが必要とされる。アリストテレスの『オルガノン』(『分析論前書』『分析論後書』)によって整備された。もともと言語依拠段階的推論法というような意味合いである。3段と限定されてはいない。そのように限定されるかのような誤解を招く邦訳語であるが、古代ギリシアが確立したものが3段構成だったために、欧米文明へ向けての開化という実際目的に即した訳語が作られた。インド固有の三段論法では5段構成である。古代ギリシアに由来する西洋の三段論法は、という3つの項(概念)の内、2つの組み合わせ(関係性)をそれぞれ表現する、という3つの命題によって構成される、演繹的な推論規則である。このように、(「量化」的な変動性を持つ)ある個物的/基体的な「小概念」と、抽象的/類的な「大概念」の関係性を、両概念との関係性を示すことが可能な「媒概念」(中項)を介しつつ提示/規定するのが、三段論法という手法の目的である。(「媒概念」(中項)を介さずに、すなわち「大前提」「小前提」を経ずに、端的に「結論」の「小概念」と「大概念」の関係性のみを命題として提示する場合、それは推論ではなく単なる「定義文」となる。)このように、概念間の関係性を規定・整理する「概念の整理整頓術」としての論理学において、その推論形式の最小型となるのが三段論法である。以下に「定言的三段論法」の例を示す。(なお、これが今日に至るまでに伝統的なものになっているが、アリストテレスがその著『分析論後書』において例示している、定言命題を欠いて仮言命題一本のみの「三段論法」とは形式が異なる。)三段論法を構成する各命題は、「全称 - 特称」「肯定 - 否定」の区別の組み合わせによって、A,E,I,Oの4つの「型」に分類される。(括弧内は今日の一階述語論理における量化子を用いた表現。)(なお、このAとIはラテン語の「affirmo」(肯定)、EとOはラテン語の「nego」(否定)から採られた記号で、特に深い意味があるわけではない。)三命題における S, P, Mの配列パターンを「格」 (かく、英 : figure) と呼び、これには4つの可能性がある。(なお、第四格は、ガレノスが形式整備のために補完したものである。アリストテレスは、実用性は無いと考え、省いたものと考えられている。)ちなみに、上記した命題の4つの「型」(A, E, I, O)と、この4つの「格」を組み合わせて表現すると、例えば、第一格の命題が全てAの場合は、(分かりやすくこれを小文字のaにして)といった具合に表現できる。4つの型(A, E, I, O)を採り得る各命題が3つ(「大前提」「小前提」「結論」)組み合わされ、更にその組み合わせが命題3要素の配列パターンによって4つの「格」に分けられるので、全部で4×4=256通りの三段論法がありえるが、実際にはそのうちの19通り(厳密には「弱勢式」の5通りを加えて24通り)のみから恒真な結論が得られる。このとき2つの前提はともに真でなければならない。(真でない前提からは、しばしばパラドックスが導かれる。)その19式(24式)を示せば、である。「定言三段論法」における上記の19式を覚えるため、中世(スコラ学)ではsyllogismusと呼ばれるラテン語の詩が作られた。この詩から子音を取り除くことによって三段論法の式が得られ(上記の詩の強調文字の部分が式である)、それぞれの式を呼ぶのには詩のおのおのの単語を用いる。また、詩の1行目が第一格、2行目が第二格、3行目が第三格、4行目が第四格に対応している。また、第一格以外の格は、第一格に還元され得るが、式の名称に含まれる子音のうちs, m, p および c は還元の際の手引きとなるもので、s および p はそれぞれ直前の母音で表される式を「単純換位」あるいは「限量換位」せよという意味であり、m は「前提の変換」を命じ、c は「三段論法の換位」すなわち帰謬法によって証明せよという意味である。冒頭で示した三段論法の例は第一格の Barbaraに対応している。上記の19式(24式)を「ベン図」で表すと、以下のようになる。上に「M」(中項)、左下に「S」(主語)、右下に「P」(述語)が配置され、その3つの関係が示されている。また、右上に「大前提」、左上に「小前提」、下に「結論」が補足的に示されている。黒い領域は要素が無いことを表す、赤い領域は特称を表す。「弱勢式」の項目は背景を灰色で示している。(このように、「オイラー図」と異なり、「ベン図」は直感的にやや分かりづらい面があるので注意。)上記の19式(24式)を、より直感的に分かりやすい「オイラー図」で表すと、以下のようになる。「M」(中項)は青、「S」(主語)は赤、「P」(述語)は緑で表現されている。「弱勢式」の項目は背景を灰色で示している。第一格のAAA、すなわち「MaP SaM SaP」の三段論法。「入れ子」式に、主語(S)が述語(P)に包含されるパターン。以下のようになる。具体例。(M=人間、S=ギリシア人、P=死ぬ存在)第一格のAAI、すなわち「MaP SaM SiP」の三段論法。上記の「AAA-1」と同じ形だが、結論の主語(S)だけを不必要に特称にしてしまっている「弱勢式」。以下のようになる。具体例。(M=人間、S=ギリシア人、P=死ぬ存在)第四格のAAI、すなわち「PaM MaS SiP」の三段論法。「AAA-1」とは逆に、主語(S)が述語(P)を包含してしまうパターン。したがって、主語(S)の観点から見れば、常にその一部だけが、述語(P)(の全体)に該当することになる。以下のようになる。具体例。(M=人間、S=死ぬ存在、P=ギリシア人)第一格のAII、すなわち「MaP SiM SiP」の三段論法は、以下のようになる。具体例。(M=ウサギ、S=ペット、P=有毛生物)第三格のAII、すなわち「MaP MiS SiP」の三段論法は、以下のようになる。具体例。(M=ウサギ、S=ペット、P=有毛生物)第三格のIAI、すなわち「MiP MaS SiP」の三段論法は、以下のようになる。具体例。(M=ウサギ、S=有毛生物、P=ペット)第三格のOAO、すなわち「MoP MaS SoP」の三段論法は、以下のようになる。具体例。(M=ネコ、S=哺乳類、P=有尾生物)第四格のIAI、すなわち「PiM MaS SiP」の三段論法は、以下のようになる。具体例。(M=ウサギ、S=有毛生物、P=ペット)第三格のAAI、すなわち「MaP MaS SiP」の三段論法は、以下のようになる。具体例。(M=正方形、S=菱形、P=長方形)第一格のEIO、すなわち「MeP SiM SoP」の三段論法は、以下のようになる。具体例。(M=宿題、S=読書、P=楽しみ)第二格のEIO、すなわち「PeM SiM SoP」の三段論法は、以下のようになる。具体例。(M=宿題、S=読書、P=楽しみ)第三格のEIO、すなわち「MeP MiS SoP」の三段論法は、以下のようになる。具体例。(M=宿題、S=読書、P=楽しみ)第四格のEIO、すなわち「PeM MiS SoP」の三段論法は、以下のようになる。具体例。(M=宿題、S=読書、P=楽しみ)第三格のEAO、すなわち「MeP MaS SoP」の三段論法は、以下のようになる。具体例。(M=花、S=植物、P=動物)第四格のEAO、すなわち「PeM MaS SoP」の三段論法は、以下のようになる。具体例。(M=花、S=植物、P=動物)第二格のAOO、すなわち「PaM SoM SoP」の三段論法は、以下のようになる。具体例。(M=有用、S=ウェブサイト、P=参考情報)第一格のEAE、すなわち「MeP SaM SeP」の三段論法は、以下のようになる。具体例。(M=爬虫類、S=ヘビ、P=有毛生物)第一格のEAO、すなわち「MeP SaM SoP」の三段論法。上記の「EAE-1」と同じ形だが、結論の主語(S)だけを不必要に特称にしてしまっている「弱勢式」。以下のようになる。具体例。(M=爬虫類、S=ヘビ、P=有毛生物)第二格のEAE、すなわち「PeM SaM SeP」の三段論法は、以下のようになる。具体例。(M=爬虫類、S=ヘビ、P=有毛生物)第二格のEAO、すなわち「PeM SaM SoP」の三段論法。上記の「EAE-2」と同じ形だが、結論の主語(S)だけを不必要に特称にしてしまっている「弱勢式」。以下のようになる。具体例。(M=爬虫類、S=ヘビ、P=有毛生物)第二格のAEE、すなわち「PaM SeM SeP」の三段論法は、以下のようになる。具体例。(M=爬虫類、S=有毛生物、P=ヘビ)第二格のAEO、すなわち「PaM SeM SoP」の三段論法。上記の「AEE-2」と同じ形だが、結論の主語(S)だけを不必要に特称にしてしまっている「弱勢式」。以下のようになる。具体例。(M=有蹄生物、S=人間、P=ウマ)第四格のAEE、すなわち「PaM MeS SeP」の三段論法は、以下のようになる。具体例。(M=爬虫類、S=有毛生物、P=ヘビ)第四格のAEO、すなわち「PaM MeS SoP」の三段論法。上記の「AEE-4」と同じ形だが、結論の主語(S)だけを不必要に特称にしてしまっている「弱勢式」。以下のようになる。具体例。(M=有蹄生物、S=人間、P=ウマ)なお上に示した「定言三段論法」のほか、その発展としてがある。また、ジョン・スチュアート・ミルは、如上のソクラテス云々の場合、結論を知っていないならば、大前提の全称判断は得られないのだから、三段論法は一種の循環論証であると批判した。

出典:wikipedia

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