『ギガンティック ドライブ』(GIGANTIC DRIVE)は、エニックス(現スクウェア・エニックス)が2002年 8月29日に発売したPlayStation 2専用ゲームソフト。開発は合資会社 サンドロット。突如、世界各地に現れ、破壊の限りを尽くす謎の巨大人型兵器“ヴォルガーラ”と人類の戦いを描く。本作は巨大ロボット同士の戦いを描いた3D アクションゲームである。本作の最大の特徴は、主人公(プレイヤー)がロボットの内部に乗り込むコックピット方式ではなく、コントローラーによる遠隔操作を採用していることである。そのため、ロボットを第三者的に見る主人公の視点がそのままゲーム画面になるのである(厳密にはカメラは主人公の後ろを追うように動くため、基本は客観視点となる。任意で主観視点に切り替え可能)。独特の操縦法法を採用しており、右腕、左腕、右脚、左脚など細かく分かれた部位を、コントローラーの対応したキーを操作することでまさしくロボットの「一挙手一投足」まで操ることが可能である。これはサンドロットのスタッフがヒューマン時代に製作、発売したPlayStation用ソフト『リモートコントロールダンディ』のシステムをそのまま受け継いでおり、舞台やゲーム構成に似た部分も多々見受けられる。主人公がロボットに近づきすぎると戦闘に巻き込まれる危険性が生じ、反対に遠すぎると戦闘が見えなくなってしまう。このため、プレイヤーは主人公とロボット(機人)の操作を状況に応じて切り換える必要がある(その間も戦闘はリアルタイムで継続される)。敵ロボットを倒すと報奨金がもらえ、それを元に主人公の装備の強化や機人の改造が行える。また今作から主人公は戦闘中ロボットの上に乗る事が出来るようになった(※搭乗ではない)。自機はもちろん敵機の上に乗ることも可能。また、戦いの舞台となる街並みはリアルスケールで丁寧に描かれており、ほぼすべての建築物が破壊可能である。ゲームの自由度は極めて高く、基本的に街の被害がどれだけ拡大してもデメリットは小さい。一部のミッションを除き、故意に建物を破壊しても大きな問題はなく、特定の建物を破壊することで発生するイベントもある(ただし、特別報酬などのボーナスがもらえなくなることがある)。しかし、主な戦闘地域は主人公の地元であり、戦闘によって主人公の友人の自宅や勤務先に被害が生じる恐れがある。そうなると彼(彼女)らの生活に影響が出てしまうため、できるだけ被害を抑える戦い方が求められる。一方、友人の自宅や勤務先が破壊されても(破壊しても)ほとんどの場合、ゲーム進行上のペナルティはなく(ストーリーに影響する程度)、彼らの生活を守るかどうかはプレイヤーの判断に委ねられる。なお、次のミッションでは街は全て再建されている。また、システム上おかしな状況が発生することがよくあり(逃げ回る群集を機人で踏みつける、イベント中にキャラクターがパトカーに轢かれる、戦闘中でもないのに主人公がグレネードで街を破壊可能である、など)、シリアスな世界観とのギャップが激しい。三千年委員会(後に文明保全財団へ改組)が長い年月と莫大な資金をかけて造りだした巨大人型ロボット。機人は「機械人類」の略であり、ウィルツ博士らは「ロボットではなく、新たな進化した人類の形」としており、発達途上ながら自我や知能も持っている。惑星資源の開拓を目的に開発された。当初は平和利用が目的で武装に関する研究は凍結されていたというが、ヴォルガーラの侵略に備え急遽、武装を取り付けた。現在では、唯一ヴォルガーラと戦える存在として世界中から注目を集めている。コックピット型ではなく、コントローラーで遠隔操作する。なお、機人を操るコントローラーは、PlayStation 2のものに酷似しているため、ゲーム中の操作説明と実際の操作とで違和感を覚えないようになっている。ヴォルガーラ人が造りだした巨大人型兵器の総称。地球には存在しない金属、レプトン・カーボナイト合金で造られている。ファントム・システムを装備し、ミサイルなどの射撃攻撃を空間転移で回避するため、各国の軍隊は苦戦を強いられている。ストーリー中盤に判明するが、実は「ヴォルガーラ人の巨大人型兵器」と呼んでいたものがヴォルガーラ人そのものであった。ヴォルガーラ人がネクタル放射線の影響を受けず地球まで来られたのも、彼らが機械生命体であったからにほかならない。アメリカでは2002年11月5日に『Robot Alchemic Drive』のタイトルで発売された。言語が英語化されている他、主人公やNPCがダメージを受けた際の出血表現が追加されている。
出典:wikipedia
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