ヒメタイコウチ(姫太鼓打、)は、カメムシ目タイコウチ科に属する昆虫の一種。生態や分布域に謎が多く、比較的珍しいとされる。中国、朝鮮半島、ロシア、日本に分布。国内では愛知県、三重県、兵庫県、香川県を中心に分布している。湿地や浅い水域に生息。体長20mmほど。体色は茶褐色で尻に呼吸器を具えるが、タイコウチのように長くはない。肉食性で主に昆虫、節足動物を捕らえ、口針から消化液を送り込み溶けた肉質を吸入する体外消化を行う。水中生活には適応しておらず、陸上で活動することが多い。翅を持つが飛翔はしない。12月頃に陸上の土中や枯葉の下などで越冬する。産卵期は4~6月。雌は水辺の土、苔に数個の呼吸糸を持つ卵を産む。孵化した幼虫は5回の脱皮を行い成虫となる。水深数cmの水に砂や土、苔等で陸部を多く設ける。水深が深いと溺れ死んでしまう。他の水生昆虫とは違い小魚を捕食しないため、生きた昆虫類を餌として与える。飛翔はしないが、壁面を登るため容器に蓋をする必要がある。三重県桑名市では、1985年に文化財(天然記念物)に指定された。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。