『RAMPO』(らんぽ)は、1994年6月25日公開の日本のミステリーおよびファンタジー映画である。「映画生誕100年・江戸川乱歩生誕100周年・松竹創業100周年記念作品」と銘打って公開された。「プロデューサーによる作り直し」、「ふたりの監督による2バージョン同時公開」、「劇中のサブリミナル効果」など映画内外の数々のエピソードが話題になった作品である。プロデューサーの奥山和由は監督の黛りんたろうが完成させた作品に納得できず、自らメガホンを取って全体の70%を撮り直すなど映画を再構成、自分なりの作品を作り上げた。それぞれは「黛バージョン」「奥山バージョン」と呼ばれ、同じ日に別々の劇場で公開された。上映時間はそれぞれ93分と98分。配給収入は12億円。1995年5月27日には「奥山バージョン」に未公開シーンを加えてさらに再編集したものに、千住明による音楽(指揮:ヴァーツラフ・ターリヒ、演奏:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団)を追加した上映時間100分の「インターナショナル・ヴァージョン」も公開された。昭和初期の東京。探偵小説家の江戸川乱歩は、ある事件で夫殺しの嫌疑をかけられている女性・静子(羽田美智子)に興味を持つ。この事件が自分の書いた小説にそっくりだったためである。乱歩は小説の中に自分の分身・明智小五郎を登場させて静子を助けようとする。「黛バージョン」に対する「奥山バージョン」の主な変更点は以下の通り。1995年5月、TBSのオウム真理教関連番組内で、サブリミナル的な演出手法が採られたことが大きな問題になった。このため同年8月19日、WOWOW(日本衛星放送)は「奥山バージョン」を放送するにあたって、サブリミナル効果を狙ったといわれる18か所と、フラッシュバックと呼ばれる短いカットを連続的に繋ぐ演出手法が取り入れられている9か所の、合計27か所をカットした。
出典:wikipedia
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