長今(ちょうこん、チャングム、生没年不詳)は、李氏朝鮮の中宗期の医女。医女としての働き以外は不明であり、テレビドラマとして脚色されてヒットしたため脚光を浴びることになったものの、ドラマの内容は大半がフィクションである。『朝鮮王朝実録』中の『中宗実録』には、「大長今」(テジャングム)という呼び名で記されている。また、中宗の主治医が女性であることについて触れている史料は、中宗39年(1544年)10月の『』(予の証しは女医之を知る)と言う一行のみである。長今が資料に登場するのは『中宗実録』における以下の10箇所のみである。医女長今はお産に功有り、大賞を受けるに値するが、大故(章敬王后が産後に死亡)があるため未だ賞を受けることができない。賞を施すことはできず、刑場に送ることもできず、故に杖刑で贖うように命じたが、これはその両端を参酌して罪を定めた意である。長今の罪は河宗海(ハ・ジョンヘ)よりも甚だしい。産後の衣を改める時にこれを止めることを請うていたら、どうして大故に致っただろうか?大妃殿の症状が良くなり、薬房に差をつけて賞を与えた。・・・医女信非(シンビ)、長今には各々米・豆十石を与えた。但し、医女大長今は医術に於いて其の類ではやや優れる。故に大内に出入りし、病を看る。このため全遞児を、その長今に授ける。医女大長今、戒今(ケグム)に米・豆を各15石、官木綿と正布を各10匹与え・・・医員朴世挙(パク・セゴ)、洪沈(ホン・チム)及び内医女大長今、銀非(ウンビ)等に薬事を議せよと下諭し・・・医女大長今には米・豆を5石、銀非には米・豆3石・・・この日、医女長今が出て言うに、「昨夜三更に上は寝つかれ、五更に又暫く寝つかれた。また、小便は暫く通じられたが大便は3日間不通であらせられた。」予の証しは、女医之を知る。(女医長今の言「去る夜に五苓散を煎じて二回差し上げたところ、三更に寝つかれた。且つ小便は暫く通じたが、大便は相変わらず不通で、今朝始めて蜜釘を用いた。」と云う。)朝、医女長今が自ら出て曰く、「下気は通じ始められ、非常に気分が良いと仰られた。」韓国のテレビドラマ『大長今 邦題:宮廷女官チャングムの誓い』において「徐長今(ソ・ジャングム)」という役名でイ・ヨンエ(李英愛)が主演し、高視聴率をあげた。また、少女時代を描いたアニメーション『少女チャングムの夢』が日本で放映された。
出典:wikipedia
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