杉田 祐一(すぎた ゆういち、1988年9月18日 - )は、宮城県仙台市出身の男子プロテニス選手。三菱電機所属。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。ATPランキング自己最高位はシングルス82位、ダブルス363位。7歳からテニスを始め、ジュニア時代は吉田記念テニス研修センター等で学ぶ。湘南工大附高に進学し、2005年のインターハイシングルス優勝。2006年には全豪オープンジュニア男子シングルスに出場。同年10月1日、三菱電機とプロ契約。直後に開催された世界スーパージュニアテニス選手権大会で日本人として94年大会の鈴木貴男以来12年振りとなる男子シングルス優勝を決める。また、高校生初のテニス日本リーグ出場も果たした。2007年度トップアスリート入学試験(第一期)にて早稲田大学に進学(同期に福原愛、斎藤佑樹ら)。同年デビスカップ日本代表にも選ばれ、当時最年少勝利を飾る。大学入学後一時スランプに陥り、ATPランキングも1000番台まで落ち込むなど伸び悩む時期もあったが、2008年6月に日本で行われたツアー下部のフューチャーズ大会で予選から勝ち上がり優勝すると、そこからフューチャーズ大会4連続優勝を果たし、年初に1007位タイだったシングルスランクを年末には341位まで大幅にランクアップさせた。2009年も引き続きランキングを伸ばしており、5月にはシングルスランクも200位台に上昇、8月にはアメリカ・ワシントン大会予選を勝ち上がり、初めて自力でのATPツアー本戦出場を果たしたが、1回戦でソムデヴ・デヴァーマン(インド)に0-6,6-7のスコアで敗れた。全日本テニス選手権では初の決勝進出を果たしたが、連覇を狙う添田豪に敗れ準優勝。3月の島津全日本室内テニス選手権大会(京都チャレンジャー)において、決勝でマシュー・エブデンを4-6、6-4、6-1のフルセットで破りATPチャレンジャーツアー初優勝。10月の全日本テニス選手権男子シングルスでは、決勝で鈴木貴男を6-1、6-3のストレートで下し大会初優勝を果たした。1月のチェンナイ・オープンでは予選を勝ち上がって1回戦でダスティン・ブラウンを 6-4, 2-6, 6-2 で破りATPワールドツアーでのシングルス初勝利を挙げた。9月に行われたデビスカップのワールドグループ・プレーオフ対インド戦では、初日にシングルスで起用されると、相手国エースのソムデヴ・デヴァーマンを6-3、6-4、7-5のストレートで下し、錦織圭、添田豪の勝利を合わせインドに4-1で勝利し27年ぶりのワールドグループ復帰に貢献した。1月、チェンナイ・オープンの予選を突破し本戦出場すると、1回戦では第8シードのオリビエ・ロクスを6-3、6-4、2回戦では盧彦勳を7-6(5)、6-4で破り自身初のATPワールドツアーベスト8進出を果たす。準々決勝では第2シードのニコラス・アルマグロに6-4、6(8)-7、4-6のフルセットで惜しくも敗れた。全日本テニス選手権では伊藤竜馬を6-4、6-3のストレートで下し2年ぶり2度目の優勝を飾った。2月、デビスカップのアジア・オセアニアゾーングループ1回戦インドネシア戦において、R4シングルスで登場。相手エース格のクリストファー・ルンカットを6-1, 6-3と寄せ付けず勝利をおさめた。7月のアメリカ・ニューポートで行われたテニス殿堂選手権では2回戦に進出。9月の上海チャレンジャーでは、決勝で守屋宏紀を6-3、6-3のストレートで下しチャレンジャーツアー2勝目をあげた。6月のウィンブルドン選手権にて、グランドスラム18回目の予選出場にして初めて予選を突破し本選出場を果たした。一回戦で第19シードのフェリシアーノ・ロペスに6(6)-7、6(6)-7、6(7)-7のストレートで敗れた。10月にはインドのプネーチャレンジャーで優勝しチャレンジャーツアー3勝目をあげた。6月、ウィンブルドン選手権の予選を突破し2年連続で本戦出場したが、1回戦でブラジュ・カウチッチに6-7、3-6、6-7で敗れた。その後、7月のテニス殿堂選手権、コロンビア・オープンではともに2回戦に進出した。9月にタイのバンコクチャレンジャー、11月に同じくタイのホアヒンチャレンジャーで優勝し、チャレンジャーツアーにおいて自身初の1シーズンでの複数タイトルを手にした。全豪オープンでは予選決勝でデニス・ノビコフに6-4, 4-6, 6-3で勝利し、全豪オープン初出場を果たす。本戦1回戦では第23シードのガエル・モンフィスと対戦し、1-6, 3-6, 2-6で敗れた。2月の京都チャレンジャーでは第1シードで出場すると、決勝で中国の張択に勝利しチャレンジャーツアー6勝目を挙げる。翌週2月29日付の世界ランキングで99位に浮上し、トップ100入りを果たした。6月のゲリー・ウェバー・オープンでは、予選決勝で伊藤竜馬をストレートで下し予選突破すると、1回戦で世界ランキング63位のテイラー・フリッツに降雨によるサスペンデッドを挟みながら7-6(4), 2-6, 6-3のフルセットで勝利し、ATP500シリーズでの初勝利を挙げる。2回戦で前年準優勝者のアンドレアス・セッピに3-6, 0-6で敗れた。ウィンブルドンの予選では1回戦では世界ランク708位のマーカス・ウィリスに敗れ、3年連続本戦出場はならず。7月、ロジャーズ・カップにおいてATPワールドツアー・マスターズ1000の本戦初出場を果たすが、1回戦でグリゴール・ディミトロフに7-5, 6-7(5), 4-6のフルセットで惜敗した。翌週に開催されたリオ五輪では当初出場権が無かったものの、上位者の欠場が相次いだためITF(国際テニス連盟)推薦枠で五輪初出場を果たした。シングルス1回戦でアメリカのブライアン・ベイカーに5-7, 7-5, 6-4で勝利したが、2回戦で第15シード・フランスのジル・シモンに6-7(3), 2-6で敗れた。翌週のシンシナティ・マスターズでは1回戦で世界ランク27位の若手のアレクサンダー・ズベレフに6-7(4), 6-4, 6-2で勝利し、マスターズ1000初勝利を上げる。2回戦でニコラ・マユに6-3, 7-5で勝利し、日本人史上4人目のマスターズで2勝挙げた選手となった。3回戦では世界ランク6位のミロシュ・ラオニッチに1-6, 6-3, 3-6で敗れた。大会後の世界ランキングで自己最高の83位になった。全米オープンでは予選2回戦でアレッサンドロ・ジャネッシに3-6, 6-3, 5-7で敗れた。9月のデビスカップワールドグループ・プレーオフのウクライナ戦でデビスカップ日本代表に2年半ぶりに招聘される。第3試合のダブルスに錦織圭と組んで出場。スミルノフ/スタホフスキー組に6-3, 6-0, 6-3で勝利し、日本のワールドグループ残留を決めた。
出典:wikipedia
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