『ガッツジュン』は、原作:神保史郎・作画:小畑しゅんじによる日本の漫画作品、および、それを原作とするテレビドラマである。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)1971年10号から1972年3・4号まで連載されたが、単行本は秋田書店から発行されず、1976年に立風書房から全3巻で発行された。1971年4月11日から11月21日までTBS系で毎週日曜日19:00 - 19:30(タケダアワー)にて全33話が放送された。前作『柔道一直線』のヒットを受け、高校野球を舞台にしたスポ根ドラマとして企画された。制作は前作の東映から宣弘社プロダクションに移ったが、プロデューサー・橋本洋二の意向で、近藤正臣や桜木健一ら何人かの出演者が前作から引き続き起用されている。また、本作の前後に放映されたスポーツドラマや特撮ドラマにゆかりのある出演者が多いのも特徴である。主演の藤間文彦は、藤間勘十郎(六代目)・紫夫妻(当時)の長男として話題になった。宣弘社側のプロデューサーは社長の小林利雄がクレジットされているが、実務は監督の田村正蔵が務めた。ストーリーは、主人公・沢村純が、元野球選手で行方不明の父親を捜すために野球を志し、全国大会出場を目指すというのが骨子である。開始当初は「レインボーボール」等の魔球を特撮で描くなど視覚に訴える演出に重点が置かれていたが、その後は純を中心とする仲間や家族とのドラマに重点が置かれている。前半のデフォルメ描写は『柔道一直線』でヒットした要素を意識したものであったが、メイン監督の船床定男が野球を知らなかったこともあり効果的にはならず、野球ファンから不評であったため監督を交代し路線変更するに至った。その後、次番組『シルバー仮面』がフジテレビ系の裏番組『ミラーマン』に対抗するため放送を繰り上げることとなり、本作品は1話分短縮されて打ち切られた。ストーリーの骨子である父親捜しの決着はつくことなく、名雄高校のエースに成長した純が全国大会出場を決めるところでドラマは終了した。スポーツ用品メーカーの美津濃がスポンサーを務め、劇中の用具もタイアップしている。初期の撮影時に現場が間に合わせで他社から道具を借りてきてしまい、美津濃側の担当者が宣弘社社長の小林に抗議に押しかけたことがあった。以後、撮影現場から美津濃へ用具の発注がなされるようになり、その後、美津濃は広告事業で宣弘社の顧客となるなど両社の関係が深まった。オープニングの映像は、実際に1971年、阪神甲子園球場で行われた第43回選抜高等学校野球大会(毎日新聞主催)の資料映像が使用された。参照参照、
出典:wikipedia
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