クーズー("Tragelaphus strepsiceros")は、哺乳綱ウシ目(偶蹄目)ウシ科ブッシュバック属に分類される偶蹄類。原語発音により近いクードゥー (kudu) との表記もみられる。体長オス190-250センチメートル、メス190-220センチメートル。尾長37-48センチメートル。肩高オス130-150センチメートル、メス120-140センチメートル。体重オス190-315キログラム、メス180-215キログラム。また頸部から背にかけて鬣状の体毛が伸長する。眼の間に三日月状、頬に2-3個の白い斑紋が入る。胴体に白い横縞が入る。オスは2回半捻れた角がある(角があるメスもまれにいる)。角長100-180センチメートル。また喉から頸部にかけて房状の体毛が伸長する。主に丘陵や山地にある石が多い藪地、疎林に生息するが、平地にも生息する。ペアもしくは小規模な群れを形成し生活する。革はバッグなどに、角は楽器の材料などに使われ、ユダヤの角笛ショファーの主な原材料として用いられる(クーズー以外の角でもショファーの原材料になることはある)。南アフリカのサッカーファンが応援に吹き鳴らすことで有名になったブブゼラは、クーズーの角笛が起源とも言われている。現地では肉を食用にもするため、それらを目的にした密猟者が後を絶たない。ジンバブエの国章のデザインには、2頭のクーズーが用いられている。2010 FIFAワールドカップ南アフリカ大会の記念コインにも、開催都市であるムプマランガ州の象徴としてクーズーが描かれている。アメリカの刃物メーカー、コールドスチール(coldsteel)社の発売している折り畳みナイフの一つには、「Kudu」の商品名がつけられている。アフリカでは極端に珍しい動物というわけではないが、日本の動物園では1頭も飼育されていないために、日本では知る人は少ない。
出典:wikipedia
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