日下 紗矢子（くさか さやこ、1979年 - ）は、兵庫県生まれのヴァイオリニストである。姉はピアニストの日下知奈。1994年、東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校に入学し、清水高師に師事。1995年、第5回イフラ・ニーマン国際ヴァイオリン・コンクールで第1位、第3回パブロ・サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクールで第4位となる。また、京都芸術祭に参加し、奨励賞を受賞した。1997年、東京芸術大学に入学。同年、エリザベート王妃国際音楽コンクールで入賞、第7回ABC新人コンサート・オーディションに合格し、翌年のABCフレッシュコンサートで外山雄三指揮大阪センチュリー交響楽団と共演した。また、大学から福島賞を受賞した。1998年、ミケランジェロ・アバド国際ヴァイオリン・コンクールで1位なしの第2位を獲得した。また、京都・青山財団の青山音楽賞を受賞。1999年、大阪芸術祭に参加し、奨励賞を受賞した。2000年、第47回パガニーニ国際コンクールで第2位、第69回日本音楽コンクールで第1位、第8回シベリウス国際ヴァイオリン・コンクールで第3位を獲得した。大学からは安宅賞を受賞した。2001年3月にデビューリサイタルを開き、大学を首席で卒業。2001年10月、ダラスの南メソジスト大学に留学し、エドワルド・シュミーダーに師事する。2002年、第21回ロドルフォ・リピツァー賞ヴァイオリン・コンクールで第1位を獲得した。2006年よりフライブルク音楽大学へ文化庁派遣芸術家在外研修員として留学し、ライナー・クスマウルに師事。2008年よりベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団（東ベルリンの旧ベルリン交響楽団）の第1コンサートマスターを務める。2009年、ベルリン・コンツェルトハウス室内管弦楽団のリーダーに就任。2008年度出光音楽賞受賞。2013年3月、ミュージックペンクラブ音楽賞ベスト・ニューアーティスト賞を受賞。4月、読売日本交響楽団コンサートマスターに就任した。

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