香港特別行政区準備委員会（ホンコンとくべつぎょうせいくじゅんびいいんかい、繁体字:）は、香港返還の準備のため中華人民共和国の全国人民代表大会（全人代）が1996年1月26日に設けた委員会である。1990年4月4日に制定された「香港特別行政区第1期政府および立法会の選出方法に関する決定（）」に基づいて、初代香港行政長官の選出方法や、その候補者を推薦する推薦委員会の組織、臨時立法会の組織方法の制定などを行った。委員は全員で150人（香港側94人、大陸側56人）であった。うち、71人は港事顧問であった。主任委員は銭其琛（国务院副總理兼外交部長）、副主任は王漢斌（全国人代副委員長、中国共産党中央政治局候補）、王英凡（外交部副部長）、魯平（国務院香港マカオ事務弁公室主任）、周南（新華通信社香港支社社長）、安子介（香港の財界人、全国政協副主席）、霍英東（香港の財界人、全国政協副主席）、董建華（香港の財界人、OOCL会長、香港行政局議員、後の初代香港行政長官）、李福善（元香港上訴法院副裁判長）、梁振英（香港測量行董事長、返還後の行政会議議員〈召集人〉）の9人であった（断りのない限り肩書きは当時のもの）。なお、1993年に7月2日、同委員会に先立ち、香港特別行政区準備委員会予備工作委員会が設置されている。

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