トゲハムシ亜科(トゲハムシあか、Hispinae)とは、コウチュウ目(鞘翅目)ハムシ科の亜科である。トゲを持つ種が多いことからこの名がある。トゲのないトゲハムシ(トゲナシトゲハムシ)も含まれている。かつては和名としてトゲトゲを使用した。そのため、現在でも古い本ではそちらが使われる場合がある。その場合、下記の和名のトゲハムシをトゲトゲに置き換えた形である(カタビロトゲハムシ(新):カタビロトゲトゲ(旧))。なお、かつてカメノコハムシ亜科とされたものは、現在ではほとんどがここに含まれる。トゲハムシとカメノコハムシの仲間には頭頂部が前方に強く突出し、口が頭頂部の下面に位置するという特徴がある。トゲハムシ亜科に属するハムシにも成虫に棘のない種があり、トゲナシトゲトゲ(トゲナシトゲハムシ)という和名で呼ばれる。しかし、形容矛盾であるとして近年では「ホソヒラタハムシ」という和名も使われている。国内のハムシ14種のうち4種がこの種である。トゲがないため外見の印象は異なるが、トゲハムシ亜科の重要な特徴は備えている。トゲナシトゲトゲの仲間にもトゲのある種があり、複数の文献でトゲアリトゲナシトゲトゲ(トゲアリトゲナシトゲハムシ)という呼び方で紹介している。その外見は普通のトゲハムシとは異なるものである。具体的な例が紹介されているのは池田清彦の著書で、かつてタイで小宮義璋がトゲのあるトゲナシトゲトゲを発見したエピソードのほか、具体的な種名と写真も掲載している。別の文献ではには、東南アジア産種の中にトゲ状の突起を有するように進化したホソヒラタハムシ(トゲナシトゲトゲ)が見られ、それらを日本の愛好者が当時の和名にちなんで、かつてこのように呼んでいたことが記されている。トゲアリトゲナシトゲトゲという和名は2007年の時点では存在せず、国内産のトゲハムシに該当するものはない。また国内の図鑑等での記載は確認できず、研究者や愛好者に広く使われている呼び名かは不明。
出典:wikipedia
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