蒲原町(かんばらちょう)は、静岡県の中部、庵原郡に位置していた町である。2006年(平成18年)3月31日、静岡市に編入合併し、清水区の一部となった。江戸時代は蒲原宿が置かれ、宿場町として機能していた。庵原郡3町(由比町、蒲原町、富士川町)は、庵原郡合併問題等調査研究会を設けて合併交渉が行われてきたが、富士川町の様相から合併特例法(旧法)の期限内の合併が無理と判断され、2003年7月15日に正式に解散し、合併につき各町それぞれで独自路線を歩むことが確認された。結果的に、由比町と蒲原町はそれぞれ静岡市と1市1町の合併法定協議会を設置してきたが、由比町は合併調印後の由比町議会の否決により合併不成立となった。蒲原町は、極めて異例の議員発議の結果を参考とするとした住民投票があり合併否決の結果であったが、これと由比町の結果の双方を踏まえ、蒲原町議会は飛地としての静岡市との合併を決めた。その後、由比町は合併推進派の町長が当選し町議会でも合併賛成の議員が過半数となったことから再度、静岡市と合併協議を行った。その結果、2008年11月1日に静岡市清水区へ編入され、蒲原地区の飛地状態は解消された。水産業が盛んであり、その中でサクラエビの漁獲が盛んである。それに伴い、缶詰工場・加工工場が集中している。富士川右岸の工業地帯を中心にし、自動車部品・アルミニウム関連製造会社・化学工業・工業用ゴムの製造会社が集中している。その中で日本軽金属が富士川水系の柿元ダムと雨畑ダムの水力発電(自家発電)による電力を利用して、2014年3月まで日本で唯一のアルミニウム製錬を行っていた。発電用の水は富士川上流付近で採取し、地下に埋設された送水管を通って供給されている。東京タワーなど、鉄塔の塗装を専門とする『鋼橋塗装』の職人を数多く輩出したことで知られる。
出典:wikipedia
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