アニメ・特撮ソング(アニメ・とくさつソング)は、アニメ作品及び特撮作品で使用される主題歌や挿入歌などの総称。特撮・アニメソングとも言う。本来、テレビにおけるアニメおよび特撮は、製作方法の違いがあるだけの「子供向け」作品(「テレビまんが」)として、主題歌なども似通った作りとなっており、歌手も共通であった。そのため、アニメ・特撮ソング、または特撮・アニメソングと呼ばれる。両者まとめてアニメソング(アニソン)と呼ばれることもあり、特撮のそれを区別するために特撮ソングという名称も用いられる。1970年代のアニメブーム以前は、アニメソング、特撮ソングとも「まんがのうた」「テレビまんがのうた」などと呼ばれていた。以前は子供の出せない音域は使わない制限があったとされる。「アニソン界の帝王」と呼ばれる水木一郎は、自身の公式サイトにおいて、「アニメソングは世界に誇ることのできる日本固有の文化だ」と述べている。水木によれば、アニメ・特撮ソングは、さまざまな音楽ジャンルの要素を含んでいながら、「アニソン的な」独特の音も併せ持っている。また、「子供向け」という建前があるからこそ、「手を抜かず最高に贅沢な音楽」であるべきだと語る。「宙明節」「宙明サウンド」で親しまれている渡辺宙明の場合、実写・特撮作品かアニメ作品かによる区別はしないという。なお、渡辺の場合、先に書かれた詞に曲を付けるが、「バンバラ」「ダンダン」などのスキャットを付加することもある。1960年代から1970年代頃までは、同じ作曲家が主題歌とBGMの作曲をまとめて担当するケースが多く、BGMには主題歌のアレンジ曲も多く含まれていた。渡辺宙明によると、作曲家として名前を覚えてもらうためには、歌とBGMの両方を担当し、長年にわたって数作品を担当するのが良いが、近年の作曲家は飛び飛びにやっているという。詞も、製作会社の企画部(企画室)名義、あるいは原作者か脚本担当者によって書かれたものが多く、主人公や技・武器の名称を連呼する歌詞が主流であり、番組名やキャラクター名がそのまま歌のタイトルになっていることが一般的だった。渡辺宙明は、特に主題歌は「番組の顔」として慎重に作るが、「ハカイダーの歌」(『人造人間キカイダー』の挿入歌)などのように「キャラクターに助けられた」曲もあるという。近年はタイアップなどによって、番組の内容とは必ずしも関係ない主題歌が増えているが、水木一郎によると、たとえ主人公や武器の名前を連呼せずとも、「何を訴えたいか」が伝わってくる「魂」のこもった歌であればアニソンと呼べるという。
出典:wikipedia
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