『』(トゥエンティフォー、)はアメリカのイマジン・エンターテインメントが製作し、FOXで放送されたアクションもののテレビドラマ(海外ドラマ)。アメリカの連邦機関であるCTU ロサンゼルス支局(シーズン1〜6)の捜査官ジャック・バウアーと、その同僚や家族たちとテロリストとの戦いを描く。2001年にアメリカで放送が開始され、その後世界各国で放送され世界的人気作品となった。複数の出来事がリアルタイムで進行し、全シーズンが1話1時間の全24話で完結する。非常にテンポが速く、かつ複雑に進行する物語が特徴的でこの作品の魅力である。また、極めて多い登場人物、予想を裏切るストーリー展開、ズームと意図的な手ぶれを多用したドキュメンタリー映画のような映像が特徴である。また、画面を多分割して同時進行する事態を描写する「スプリット画面」もあり、初期のシーズンでは多用されていたが、シーズンが進むにつれてCMの前後などでしか使用されなくなっている。スプリット画面やCMの前後などでは24時間表示のデジタル時計が登場し、ストーリー中の時刻を伝える。なお、本編の進行は、視聴者からのインターネットの投稿により、物語が変化する可能性がある伏線が、各所にちりばめられている。CTUの活躍を全面に押し出すためか、FBIなどの捜査機関はほとんど登場していなかったが、シーズン7でFBIワシントン支局が主軸で登場している。アメリカのメディアやファンの間では、1つのストーリーが24時間で完結することから「シーズン(Season)」のことを「デイ(Day)」と表現する事がある(Day1、Day2……)。なお、放送開始前の宣伝に使う「DAY○○」は、これとは異なり「あと○○日で放送開始をする」という意味である。物語がリアルタイムで進行する手法が際立つが古典では常套であり、現代でも見受けられる。放送が始まった当初は13話まで放送が確約した状態で撮影が進められていたが、視聴率が好調であったために全24話までの放送となった。シーズン6の終了後、映画版の製作も示唆されたが、製作延期。シーズン7は2008年1月より放送開始予定だったが、脚本家ストライキの影響により2009年1月に放送延期。そのため、シーズン6とシーズン7をつなぐストーリーとして『24 リデンプション』が製作され、2008年秋にテレビ放送とほぼ同時にDVDも発売された。2010年に一旦全8シーズンで終了。その続編となる劇場映画版が予定されていたが再び延期・未定となった。2013年、映画化を断念し変わりに新しいテレビシリーズが製作される事となった。2014年に「24:リブ・アナザー・デイ(原題:"24: Live Another Day")」のタイトルで全12話のドラマが再開された。また、インドではスラムドッグ$ミリオネアで司会役と務めたアニル・カプールが直接リメイク権を買い付け、ダニー・ボイル監督で制作が行われ、放送される予定である。ただし、現地放送局のプロデューサーマニシャ・シャルマによると、インド版24のインド国外での放送については権利上難しいと「ザ・プライムショー」 との生電話で述べている。オールニューキャストの新シリーズ、「24: Legacy(原題)」が12エピソード(第1シーズン)で製作予定。主人公は軍人のエリック・カーター(コーリー・ホーキンズ)と元CTU局長のレベッカ・イングラム(ミランダ・オットー)。シーズン1はゴールデングローブ賞のドラマ・シリーズ部門の主演男優賞(キーファー・サザーランド)を受賞。2004年には作品賞を受賞している。エミー賞では全シーズンでサザーランドが、シーズン5まで作品が候補となっており、2006年の第58回ではシーズン5にしてようやく両者とも受賞した。人気作家のスティーヴン・キングは『24』のファンであると認めた上で、「『24』には、『もし非常事態になれば、私たちは誰でも拷問していい。国を守るためなら、私たちは拷問をする義務がある。やったね!』と思わせるようなサブテキストがある。」と批判した。2006年11月に、アメリカ陸軍士官学校学部長で陸軍准将でもあるパトリック・フィネガンは、陸軍とFBIの尋問官3人と共に撮影現場に赴き、国家の安全のためには、アメリカの法を蔑ろにしても構わないというドラマの前提は有害である、と番組制作者に意見した。2003年にビデオ化され、レンタルビデオによって人気が爆発。シリーズ累計レンタル回数3億回という異例の記録も作り、レンタルビデオ店の前に24の次回の話が気になるファンが行列を作るという、珍しい現象まで見られた。また、数話まとめて、時には1シーズン全てを連続視聴するという行為が試写会やテレビ放送で行われ、これを媒介して世間でも広く知られるようになった。日本でのテレビ放送はフジテレビがこの番組の日本国内での地上波放送権を、系列のBSフジが衛星放送(無料放送)での放送権を獲得し、フジテレビならびにFNS各局が地上波の深夜枠で、シーズン7までが放送された。2004年以降は毎年9月下旬から10月上旬にかけて1日3時間程度まとめて放送されていたが、2009年は深夜帯にドラマ枠が設けられその枠で一話ずつ放送されていた。2011年4月からは放送局並びに放映権がフジテレビからテレビ東京に移行した上で、テレビ東京並びにTXN系列と、独立UHF局である岐阜放送・奈良テレビ・テレビ和歌山で水曜21:00からの『シアターGOLD』枠内で、シーズン8(ファイナルシーズン)が放送される予定であったが、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)および福島第一原子力発電所事故に配慮してファイナルシーズンの放送が延期となり、4月13日から9月21日まで、代替措置としてシーズン5を放送した。そのファイナルシーズンの放送は、2013年12月31日から翌年1月3日まで、BSジャパンで放送された。現在全ての放送分がビデオ・DVD化され、2004年11月3日にシーズン3、2005年9月2日にシーズン4、2006年9月2日にシーズン5、2007年9月7日にシーズン6、2009年3月19日にリデンプション、同年7月3日にシーズン7、2010年10月2日にシーズン8のレンタルが開始された。 レンタルの方がDVD販売より早く、また数話ごとにレンタル解禁されるなどして、24のファンがTSUTAYAの前で並ぶという現象まで発生した。2009年12月18日にシリーズ初となるBlu-ray Disc版が発売予定。2013年5月現在レンタル向け販売の発表はない。また、シーズン7までを放送していたフジテレビが行う8月のイベント「お台場冒険王」で一挙上映された。TSUTAYAのイベント企画で、24のシーズン1からシーズン4まで連続72時間鑑賞するイベントまで開催された。25人の参加者の中で、1人だけが72時間連続鑑賞を達成し、DVD連続鑑賞記録としてギネスブックに書かれている連続69時間鑑賞を抜き、ギネスブックに記載される見通し。さらに、日本のFOXチャンネルでは2011年1月1日0:00(JST)から1月7日24:00(1月8日0:00)(JST)にかけてシーズン1から7まで168時間ぶっ通しで放送を行った。5月にギネスブック公認「同一作品の連続長時間放送」の世界新記録として認定された。このドラマのノベライズも日本の書店で販売されている。2006年10月24日に24オフィシャルファンクラブが設立された。また、スカパー!またはケーブルテレビのFOX JAPANでも放送され、人気コンテンツとなっている。また、デアゴスティーニ・ジャパンが2006年9月12日から「24 TWENTY FOUR DVD コレクション」というDVD付きテーママガジンの発売を開始した。これは24の全てのエピソードを収録したDVDとそれに付随してそのドラマに関連した解説マガジンを同梱したものである。第1号から第25号までは毎週火曜日発売であったが、第26号より第1・3火曜日発売となった。71号まで刊行された。アメリカでのメディアミックスに関しては、#その他のメディアを参照。会話シーンやデジタル時計とビーコン音による演出はテレビ番組のパロディに用いられ、2004年の「FNN踊る大選挙戦」、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』や『クレヨンしんちゃん』、『らき☆すた』、関西ローカルニュース番組の『VOICE』、『水曜どうでしょう』の企画「ジャングル・リベンジ」などが挙げられる。日本語版でのジャック・バウアー役の声優小山力也がマブラヴ ALTERED FABLEでは「チャック・ザウバー」、2008年版『ヤッターマン』では「チャック・バウアー」なるパロディキャラを演じた。お笑いコンビどきどきキャンプの岸学がジャック・バウアーのモノマネでコントをしている。主に爆笑レッドカーペットでネタを披露している。物真似では、タレントがパントマイムを行い、小山力也が声を当てる形式で行われることもある。篠原涼子主演のテレビドラマ、『アンフェア』(2006年1月10日〜2006年3月21日、フジテレビ系列)に登場する、警視庁・情報解析係の蓮見杏奈(濱田マリ)はジェイミー・ファレルのパロディー。情報解析担当で犯人に協力するあたりのプロット、あるいはルックス等がジェイミーに擬せられている。アメリカでもネタにされており、テレビアニメでは『ザ・シンプソンズ』、『サウスパーク』がある。本作では時間軸にそって、さまざまな登場人物が登場するが、おおまかに分けて以下のような人物たちを、交互に切り替えながら描いている。主人公であるジャック・バウアーとCTUスタッフらの活躍はもちろん、もう一人の主要人物として「大統領」とその政権スタッフ、もしくはジャックの家族や人質、人質を取られて犯行に加担させられた人物たちの行動にも焦点をあて、テロに対する政治的な苦悩や決断も描かれている。原題は『"24: Redemption"』。本来なら2008年1月から放送されるはずだったシーズン7が脚本家組合のストライキの影響で1年延期されたため、シーズン6と7の間を補完する2時間の特別番組として製作され、シーズン7開始(2009年1月)に先立つ2008年11月23日に放送、同11月25日には特典映像を含む2枚組DVD(北米盤)が発売された。従来の『24』とは異なり、2時間でストーリーは完結するが、リアルタイム・フォーマットは堅持している。"24" は国際的なシンジケイション(番組販売)であり、以下の国で放送されている。リンク先は「リブ・アナザー・デイ」であるが、過去のシーズンも配信されている。竹書房から発売しており、シーズン1から6までは小島由記子訳。リデンプション、シーズン7,8および24 DECLASSIFIED-CTU機密解除記録-は阿部清美訳。英知出版からも文永優訳でいくつか翻訳され出版されたが、発行元の倒産に伴い絶版となっている。CTUが創設された当初の任務は、機密扱いとなっていたが、2000年(正しくは2001年だが本書の第1巻、第2巻には2000年と記されている)のアメリカ同時多発テロ事件以降、いくつかが機密解除となった。「CTU機密解除記録」は、その任務を解決するために走り回るジャックの長い一日を書いたものである。テレビドラマ化はされておらず、小説のみでしかジャックの一日を追えない。なお、これらの物語はシーズン1よりも以前の話である。第1巻ではニューヨーク世界貿易センタービルが登場しているのに対し、第2巻では既に9.11が起きたことになっているため、第1巻と第2巻の間に9.11が起こったと考えられる。なお、竹書房による日本語訳版の発売日は時系列順では無く、既刊では原題Operation Hellgate、Veto Power、Trojan Horse、Cat's Claw、Vanishing Point、Chaos Theoryの順に物語が進んでいく。未翻訳※ も参照。
出典:wikipedia
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