『ヒマラヤ杉に降る雪』(ヒマラヤすぎにふるゆき、"Snow Falling on Cedars")は、1999年のアメリカ映画。原作は、ペン/フォークナー賞(第15回 1995年)を受賞したデイヴィッド・グターソンのベストセラー小説 "(日本では『殺人容疑』の訳題で講談社より刊行)。1954年12月、日系アメリカ人漁師カズオ(リック・ユーン)は、同僚カール(エリック・サル)を殺害した第一級殺人容疑で罪に問われていた。裁判取材を行う地元新聞記者のイシュマエル(イーサン・ホーク)は、カズオの容疑を晴らす可能性の高い証拠を掴んだが、カズオの妻であり彼自身の幼馴染のハツエ(工藤夕貴)との間の過去の恋愛関係に対する感傷の想いが断ち切れず、また、日系アメリカ人への厳しい偏見と大戦という強い背景によって成就できなかった自分達の関係について自身で整理出来ないでいることにより、掴んだ証拠をどのように扱うべきか悩んでいたのだった。※括弧内は日本語吹替制作に参加したエキストラの多数が、実際に1940年代の日系人の強制収容所送りになった日系アメリカ人で構成されたこともあり、作品中において、日系人差別混じりの法廷の内容や日系人の強制収容所シーンを描くにあたって、小説原作作品ながら史実に基づいた仕上がりとなった作品と評されている。日本語訳題『ヒマラヤ杉に降る雪』は植物学的に見れば誤訳であり、舞台となったワシントン州オリンピック半島付近にマツ科のヒマラヤスギ("Cedrus deodora")は自生していない。これは、シダー(ceder)の英語における用法が広く、日本語への翻訳にも混乱が生じていることが原因である。当地で多く見られる cedar は、ヒノキ科のベイスギ(アメリカネズコ Western Red Cedar, "Thuja plicata")である。
出典:wikipedia
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