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コヤニスカッツィ

『コヤニスカッツィ/平衡を失った世界』("Koyaanisqatsi")は、1982年製作のドキュメンタリー映画。監督はゴッドフリー・レッジョ、ミニマリスト作曲家のフィリップ・グラスが音楽を担当。撮影はロン・フリッケ。スローモーションと微速度撮影(低速度撮影)の映像を取り入れ、アメリカ国内の都市風景と自然景観で構成された作品。この作品にはナレーションや台詞が一切挿入されず、一連の映像とバックに流れる音楽の提示という形式で統一されている。タイトルの「コヤニスカッツィ」とは、ホピの言葉で「常軌を逸し、混乱した生活。平衡を失った世界」(life of moral corruption and turmoil, life out of balance)の意。作中に映し出される現代人の生活様式への言及である。なお、本作は『カッツィ三部作』の第一作。続編として、1988年の『ポワカッツィ』、2002年の『ナコイカッツィ』が製作された。三部作はそれぞれ、人間・自然・テクノロジーの関係を違った観点から追っていく内容である。『コヤニスカッツィ』は三部作の中でもっとも知られた一編であり、カルトフィルムとされている。権利問題から1990年代は絶版状態であった。本作は、同一主題が繰り返される音楽をバックに、いくつかの映像シーケンスが途切れなく続くという構成をとる。(DVDではチャプター分けされ、サウンドトラックのセクション毎の曲名がチャプタータイトルとなっている。)フランシス・フォード・コッポラはこの映画の製作には実際には携わっていないが、本作の公式サイトでも製作者としてクレジットされている。ゴッドフリー・レッジョのインタビューによれば、「(コッポラは)この映画を世間に知らしめるためにできることがあれば力を貸したい、と名乗り出てくれました。そこで彼の名前を製作にクレジットさせてもらうことになったのです。」とのこと。ちなみに、コッポラは本編にカメオ出演しており、1時間9分過ぎのところで画面左側からエレベータに乗り込んでいくのが確認できる。レッジョは当初からフィリップ・グラスに音楽を依頼しようと考えており、共通の知人を通じて話を持ちかけたところ、「映画音楽を作るつもりはありません。」というのが当初のグラスの返答だったという。レッジョは直接話し合う機会を設けて口説き続けたが、グラスはその後も固辞していた。一計を案じたレッジョは、グラスの過去作品をサウンドトラックとして習作フォトモンタージュを作成して、グラスのためにニューヨークで試写を行った。映像を見たグラスは、音楽制作を即時に快諾したらしい。本作のサウンドトラックは商業的に成功したグラスの最初の作品となった。『カッツィ』三部作の残り2本についても、彼が音楽を担当することになる。“The Grid”のチャプターは、金管楽器によるゆっくりとした主題の繰り返しで幕を開け、21分に及ぶ演奏の中でスピードと音強を増していく構成となっている。曲の速さが最高潮に達する部分で、ベースラインの旋律を奏でているのはシンセサイザーである。映画の公開後、1983年にグラスのサウンドトラック作品がリリースされた。オリジナルの音楽は映画本編と同じ長さで製作されていたが、サントラとしてリリースされたのは46分のもので、一部セクションのみを取りまとめた内容だった。1998年、グラスは再レコーディングを行い、73分21秒の作品をノンサッチ・レコードから再リリースした。オリジナル版の曲の収録時間を延ばし、2曲が加えられている。この再リリースアルバムは映画のサウンドトラックではなく、グラスのオリジナル作品“Koyaanisqatsi”ということになっている。本作の好評を受け、フィリップ・グラス・アンサンブルはワールドツアーを慣行し、スクリーンをバックに生演奏を披露している。本作の裏側を追ったドキュメンタリー短編 “Essence of Life” で、レッジョは『カッツィ』シリーズは単純に映像を体験してもらうために製作されたもので、「(作品が)意味するところは見た人それぞれに委ねます。」と述べている。レッジョ曰く、「これらの作品は、テクノロジーや産業が人間にもたらした結果をひけらかそうとしたものではありません。三部作で表現されているのは、政治、教育、経済の構造、国家の基本構造、言語、文化、宗教、といったもの全て、テクノロジーという概念を構成しているもの全てなのです。(テクノロジーが)“もたらした結果”についての映画ではありません。私たちはテクノロジーを“利用している”のではなく、テクノロジーの中に“生きている”のです。テクノロジーはあらゆる箇所にいきわたり、空気と同じような存在と化しているのですから。」とのこと。本編中にはいっさいの説明や台詞は挿入されていないが、「コヤニスカッツィ」(常軌を逸し、混乱した生活。平衡を失った世界の意)というホピの言葉は作中の冒頭と最後で、フィリップ・グラスの曲にのせて Albert de Ruiter がバスの暗い調子で詠唱している。また、ホピの予言詩が最後の数分、アンサンブルで歌われており、エンド・クレジット前に内容の英訳がインサートされる。ジャック・エリュール, ギー・ドゥボール, イヴァン・イリイチの著作から本作の基本構想を得たことが、エンドクレジットに記されている。2000年、「コヤニスカッツィ」はアメリカ議会図書館により、アメリカ国立フィルム登録簿に登録されている。

出典:wikipedia

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