山陽明石駅(さんようあかしえき)は、兵庫県明石市にある、山陽電気鉄道本線の駅。駅番号はSY 17。西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線(JR神戸線)の明石駅南側に隣接している。全列車が停車する。待避設備を備えた島式ホーム2面4線の高架駅。改札口は東西1ヶ所ずつにあり、基本的に駅員は西改札のみ配備される。内側2線(2番線と3番線)が主本線、外側2線(1番線と4番線)が待避線である。2009年3月20日のダイヤ改正で当駅で行う普通列車と特急列車の接続を昼間時に限り変更。当該時間帯の特急列車の通過待ちは霞ヶ丘駅で行う。また平日1本のみ当駅終着の下り普通列車も設定されている。2012年3月20日のダイヤ改正で、平日夕方に当駅発新開地行き普通車が1本新設された。この普通車は東二見~山陽明石間は回送、山陽明石4番線に入線、後続の直通特急を待避した後に発車する。神戸側に6連対応の引上線がある(高架化以前は神戸側姫路側双方に引上線があった)。3番線と4番線は姫路側にも出発信号機が設置されており、3・4番線からも姫路方面への出発が可能である(2016年現在は設定が無い)。乗降者数 28,545人(2009年11月10日調査)山陽電鉄48駅のうち最も乗降客数が多い。姫路方面から乗車してきた乗客の多くがこの駅でJR神戸線に乗り換える。JRとは競合関係にあるためか、駅到着時もJRへの乗り換え案内は一切行われないが、対するJRは逆に、山陽電鉄への乗り換え案内を行っている。
以下に各年の乗降客数を示す。明石駅を参照。山陽明石駅高架下には「グルメファクトリー」が併設されており、東西改札口のほか地下でも、食料品店を中心にさまざまな店舗が営業している。地下部分においては大小の飲食店が長く営業を続けていたが、山陽電鉄の再開発計画により、2009年11月18日より地下全フロアは食品スーパーMISUGIYAの店舗となった。平成28年にはピオレ明石が開業した。山陽電鉄の明石駅につながる駅として最初に建設されたのは、兵庫電気軌道の明石駅前駅である。兵庫電気軌道は兵庫から電気鉄道を西に延ばして明石に到達し、1917年(大正6年)4月12日開業した。この際、現在の国道2号沿いに線路を敷設し、明石駅前交差点の北西側に明石駅前駅を設置した。さらにそこから西へ線路は伸び、大明石町1丁目交差点の手前から南へカーブして、魚の棚西端付近に南北方向に明石駅が設置された。これは、明石港からの淡路連絡を考慮したものであった。明石駅の南約70 mの場所に播淡聯絡汽船の乗り場があった。続いて、1923年8月19日に別会社である神戸姫路電気鉄道によって、明石駅前 - 姫路駅前(現在の山陽姫路)間が開業した。両社は架線の電圧など規格が異なっており、当初は直通は行われず駅も別にあった。神戸姫路電気鉄道は、ほぼ現在の山陽電鉄のルートに沿って西から線路を延ばし、国鉄明石駅南口の広場の南側、兵庫電気軌道の駅のほぼ北隣に明石駅前駅を設置した。これは、高架化によって山陽電鉄の駅がJRの駅側に寄せられるまで電鉄明石駅が存在していた場所である。1927年に両社が宇治川電気に合併して同一事業体となると、両社の規格の差を解消して直通運転を行うことになった。まず、神戸姫路電気鉄道の側の線路を付け替えて、1927年12月6日から兵庫電気軌道の明石駅前駅に乗り入れるようになり、この時に一旦神戸姫路電気鉄道の明石駅前駅は廃止された。その後、神戸姫路電気鉄道の明石駅前駅の跡地で新しい明石駅前駅の工事が進められ、また大蔵谷駅付近から旧兵庫電気軌道の線路の付け替え工事が行われてほぼ現在のルートとなり、1931年12月23日に開業した。この時、旧兵庫電気軌道の明石駅前駅は廃止となった。
出典:wikipedia
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