ヴィクトリアス (HMS Victorious, R38) は、イギリス海軍の航空母艦。イラストリアス級航空母艦の2番艦。1941年5月、戦艦ビスマルク追撃戦に参加し、ヴィクトリアスから発進したソードフィッシュ雷撃機がビスマルクに魚雷1本を命中させた。ビスマルク追撃戦終了後、ヴィクトリアスはW58X船団と共にイギリスからジブラルタルへ向かった。その途中、ヴィクトリアス搭載機がドイツ船Gonzenheimを発見した。Gonzenheimは軽巡洋艦ネプチューンが接近すると自沈した。ジブラルタル到着後、ヴィクトリアスは空母アーク・ロイヤルと共にマルタへの戦闘機輸送に従事した(トレイサー作戦)。1941年7月、空母フューリアスと共にキルケネスとペツァモに対する空襲を行う(EF作戦)。続いて8月23日にスカパ・フローから出撃しアルハンゲリスクへ向かい船団の護衛に従事。船団護衛後、9月3日にハンマーフェスト空襲を試みるが、これは断念された。ヴィクトリアスはアルハンゲリスクへの戦闘機輸送中の空母アーガスを護衛した後、9月12日にヴェストフィヨルドでの船舶攻撃を実施し戦果をあげた。9月13日、スカパ・フローに帰投。1942年、マルタに対する補給作戦(ペデスタル作戦)、北アフリカ上陸作戦(トーチ作戦)などに参加した。1942年12月20日に、日本軍との戦闘に敗退し複数の空母を撃沈、損傷させられ、作戦に使える空母が1隻しかなくなっていたアメリカ海軍に加わるためグリーノックからアメリカへ向け出港。途中バミューダに立ち寄り、1943年1月1日にヴァージニア州ノーフォークに到着した。そこで若干の改修がなされ、2月にヴィクトリアスは太平洋へ向け出発。パナマ運河を通過して3月4日に真珠湾に着いた。その途中、1機のアヴェンジャーが衝突し火災が発生するという事故があった。ヴィクトリアスは5月8日に戦艦ノースカロライナ、駆逐艦3隻とともに真珠湾を離れ、5月24日にヌーメアに到着。6月にはアメリカ空母サラトガなどとともに第36.3任務群として出撃し、ソロモン諸島での上陸作戦を援護した。ヴィクトリアスは7月末にはヌーメアを離れ、真珠湾、サンディエゴ、パナマ運河経由で9月1日にノーフォークに到着。そこでドック入りした後イギリスへ向かい9月26日に到着した。ヴィクトリアスはイギリス海軍からアメリカ海軍に貸し出された唯一の艦船であった。1944年4月にはドイツ戦艦ティルピッツに対する攻撃であるタングステン作戦に参加した。第二次世界大戦末期には、イギリス海軍の艦艇として沖縄戦で日本軍の特攻機の攻撃を受けたが、戦艦のそれに匹敵する76ミリ厚の装甲が功を奏し14名が戦死したものの、沈没は逃れた。大戦終結後の1947年には予備役に編入されたが、1950年にジェット機に対応する為の近代化改装を受け、アングルド・デッキなどの装備を追加している。東洋艦隊に所属した事もあり、日本にも来航している。1967年の火災事故がきっかけとなり、1968年には除籍されスクラップとして売却された。最後にヴィクトリアスが搭載した艦載機は次の通り
出典:wikipedia
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