DOCOMOMO（ドコモモ、）は、1988年に設立された近代建築の記録と保存を目的とする国際学術組織。本部（DOCOMOMO International）と40か国以上に設けられた支部とから成る。本部は、当初、オランダのデルフトに設置され、2002年からはフランスのパリにある。DOCOMOMO Japanは、DOCOMOMOの日本支部である。1998年に日本建築学会歴史意匠委員会の下に設けられたDOCOMOMO対応ワーキング・グループにおいて、日本の近代建築20選を選定し、2000年1月から神奈川県立近代美術館等で展覧会を開催。2000年9月のブラジリアでのDOCOMOMO総会において、アジア地区で最初の支部として正式に承認された。2003年には、DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築を選定したのをはじめ、展覧会の開催等、日本の近代建築の再評価のための活動を行うとともに、取り壊しが予定される近代建築について保存要望書を提出する等の保存活動に取り組んでいる。2005年度から2009年度までの毎年と2012年度に選定建築物を追加し、2014年2月現在で164選となっている。初代代表は鈴木博之青山学院大学教授（東京大学名誉教授）。現在の代表（２代目）は松隈洋京都工芸繊維大学教授。

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