メタルヒーローシリーズは、1982年3月5日から1999年1月24日までの17年にわたって、東映制作のもとテレビ朝日系列で放送された、特撮ヒーローアクションドラマシリーズ。「メタルヒーロー」とは、主人公がおおむね光沢のある金属質のボディを持った連続する作品群であることから、ファンから便宜的に呼称されたのが始まりであり、後に制作サイドもこのシリーズ名を用いるようになった。当初は作品名と同じ名前を持つ主人公単独のヒーロー物であったが、『特警ウインスペクター』以降は集団ヒーロー物となり、『ビーロボカブタック』と『テツワン探偵ロボタック』はコミカルな要素が強い作風になっている。作品の多くが警察のようなグループに所属しており仕事として活動を行っている場合が多い。公式には『宇宙刑事ギャバン』(1982年)から『テツワン探偵ロボタック』(1998年)までの17作品がメタルヒーローとされている。その一方で『ビーファイターカブト』までとは作風が異なる『ビーロボカブタック』および『テツワン探偵ロボタック』をメタルヒーローに含まないという見解も存在する。放送当時は明確なシリーズものとしてはアナウンスされていなかったため、シリーズとして扱っていない書籍も多い。また、一部の作品のヒーローは金属質ではないボディを持っており、その1つである『世界忍者戦ジライヤ』は過去にバンダイから販売されたメタルヒーローの総集編ビデオにも収録されないなど、一時期はメタルヒーローとして扱われていなかった。シリーズ初期の数年間は、ウルトラシリーズ(円谷プロダクション)や仮面ライダーシリーズ(東映)など有力な特撮作品が休止されていた時期と重なっている。また、それら旧来の特撮作品や、継続中だったスーパー戦隊シリーズ(東映)とは差別化されたヒーロー像を構築していた。それらのことから、一時期は多くのファンを獲得し、日本の特撮ヒーロー番組を代表するシリーズの1つとなった。当シリーズのレギュラー放送が終了して久しいが、21世紀に入ってスーパー戦隊シリーズや仮面ライダーシリーズとのクロスオーバー作品や単独作品の映画が制作されていることもあり、知名度は今も衰えていない。なお、本シリーズ開始とほぼ同時に東映不思議コメディーシリーズも新たに立ち上げられている。前述のようにシリーズ全体に共通する要素は少ないが、その一方でいくつかの作品では世界観の共有も見られる(以下例)。世界観の共有こそ明言されていないものの、シリーズ中の異なる作品の登場人物が競演することもある(以下例)。またシリーズ終了後、主に「宇宙刑事シリーズ」がスーパー戦隊シリーズとのクロスオーバーを頻繁に行っている(以下例)。放送話数および通算回数はレギュラーシリーズのみのカウントとし、特別編は別カウントとする。※印は「コミカルチェンジロボ」関連作品でもある。当初は毎週金曜日19時台後半のゴールデン枠に放映されていたが、シリーズ第4作である『巨獣特捜ジャスピオン』以降複数回にわたって放送時間枠が変更され、シリーズ第8作の『機動刑事ジバン』の途中で日曜日8時台前半の時間帯に落ち着いた。翌週に特別番組などが割り込む場合、ゴールデン枠放送時代のキー局及び同時ネット地域では、次回予告ではなくその特別番組の番宣を流し、特別番組放送時に次回予告を流している。日曜朝に移動後及び遅れネット地域では割り込みがあっても、基本的にはそのまま次回予告を流している。日曜朝に移動する時期前後、一部地域ではローカル番組編成のため遅れネットとなったり、未放送になったりする局も発生していた(詳細)。また関西地区(朝日放送)では日曜朝に移動後の『世界忍者戦ジライヤ』以降、全国高校野球選手権大会中継の影響で、年1 - 2話分が未放映のままになるという状況が1999年度まで続いた。系列は放送当時のもの。特別編ではあるが当時のレギュラー枠での放送である。これらの作品は、2007年12月7日に発売された「東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX」に収録されている。メタルダーとビーファイターについても、テレビシリーズのDVD(いずれも最終巻)の映像特典に収録されている。シャイダーの劇場版2作については、テレビシリーズのDVDでは未収録だったので同BOXにて初収録となった。海外リメイクとして放映された。特に表記していないものはバンダイナムコエンターテインメント(旧バンダイレーベルと旧バンプレストレーベル)の発売である。メタルヒーロー生誕20周年を記念し、2002年より本シリーズのDVDが不定期にリリースされている。DVD化されているのは『宇宙刑事ギャバン』〜『ビーファイターカブト』である。メタルヒーロー生誕35周年を記念し、2017年に『宇宙刑事ギャバン』のBlu-ray BOXが発売。本シリーズのOP/ED映像は、DVD「東映TV特撮主題歌大全集」に収録されている。本シリーズからはVol.2に『宇宙刑事ギャバン』と『宇宙刑事シャリバン』、Vol.3に『宇宙刑事シャイダー』から『特救指令ソルブレイン』、Vol.4に『特捜エクシードラフト』から『テツワン探偵ロボタック』が収録されている。特典映像のOP/EDバリエーションは、『シャイダー』49話(特別編)のOP、EDの他、『ビーファイターカブト』から『ロボタック』の最終話のEDが収録されている。なお、当初は『シャリバン』の9話以降のOP別バージョンも予定だったが未収録となっている。全作品とも放送中にサウンドトラックアルバムが発売されているが、『ビーファイターカブト』以外はいずれも未収録曲が存在した。『重甲ビーファイター』の放送中から未収録曲をフォローしたアルバム『東映メタルヒーロー バトルミュージックコレクション』の発売が開始されたが、正式な終了がアナウンスされないまま4巻でリリースを停止し、『メタルダー』『ジライヤ』の楽曲は同シリーズでの音盤化はなされなかった。21世紀に入ると、コロムビアのキャラクターアルバムレーベルである「ANIMEX1200シリーズ」の一環として、2004年から2005年にかけて『ギャバン』から『エクシードラフト』、2015年に『ジャンパーソン』から『ロボタック』までの音楽集がそれぞれ再発売されている。またメタルヒーロー20周年を迎えた2002年12月には、『宇宙刑事ギャバン オリジナルサウンドトラック』が新たに発売され、2006年10月にも再発売された。これ以降「宇宙刑事シリーズ」と「レスキューポリスシリーズ」各作品、そして『メタルダー』と本シリーズ関連のサウンドトラックCDが相次いで発売され、中には『メタルダー』などのように放送当時のサウンドトラックアルバムには未収録の楽曲も含める形で商品化されたものもあった。これらのアルバムのうち、『ギャバン』では「ベストヒット曲集」、『シャリバン』では「デジタルトリップ 宇宙刑事シャリバンシンセサイザーファンタジー」、そして『シャイダー』では「宇宙刑事グラフィティ 総集編」といった、放送当時に発売された音盤の楽曲もそれぞれ完全復刻の上で収録している。いずれも子供向け誌
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