神山(かみやま)は神奈川県足柄下郡箱根町にある標高1,438mの山で、箱根山の最高峰である。古くから神の山として崇められてきたことからこの名がついた。箱根火山の中央火口丘の一つ。約3,000年前に山体西部を崩壊させ、堆積物がカルデラ内の川をせき止めて芦ノ湖を形成した。『筥根山縁起并序』(建久2年(1191年)、箱根権現別当・行実編纂)によると、古代から箱根山に対する山岳信仰は盛んで、特に神山への信仰は篤く、神山を遥拝できる駒ケ岳の山頂を磐境として祭祀が行われていた。特に、孝昭天皇の時代に聖占(しょうせん)が駒ケ岳において神仙宮を開き、神山を神体山として祀ったことが、山岳信仰の隆盛に大きな影響を与えたとされる。駒ケ岳の山頂では現在も10月24日に御神火祭が行われており、古代における神山への祭祀の名残を示しているという。天平宝字元年(757年)、万巻は箱根山に入り、神山や駒ケ岳で3年間修行の後、神託により箱根三所権現(箱根権現)を祀る堂宇(現・箱根神社)を建立したとされる。2015年6月30日に箱根山の噴火警戒レベルが3に引き上げられた際に、神山も入山規制の対象となった。山頂は木々で覆われていて展望はない。
出典:wikipedia
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