『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』(ドルフィンブルー フジ、もういちどそらへ)は、2007年公開の日本映画。尾びれを失ったバンドウイルカが、人工尾びれを付けて再び泳ぐまでを描いた感動物語。沖縄本島にある沖縄美ら海水族館で飼育されていたバンドウイルカのフジの実話を基にしている。2007年7月7日に東劇・アミューズCQNほかで全国公開され、全国週末興行成績では初登場7位となり、同日封切り作品のなかではトップの成績となった。植村一也は、沖縄美ら海水族館にやってきたばかりの新米獣医師。調餌(イルカの餌作り)やプール掃除など飼育員の仕事もこなしながらイルカについて知っていく、という館長の方針に基づき植村は獣医にも関わらず飼育員の仕事も忙しくやっていた。忙しい夏休みも終わり仕事も一段落したころ、ビッグマザーと呼ばれる3頭の子を産んだ母イルカのフジに異変が起こっていた。尾びれが壊死していたのだ。原因不明の尾びれの壊死。薬も効かない。このままではフジが死んでしまう。新米獣医の植村は尾びれを切り落とすことを決意した。尾びれの4分の3を失ったビッグマザーフジは一命は取り留めたが、泳ぐことができなくなっていた。館長の知り合いの孫であるミチルという少女は、泳げなくなったフジを見て「泳げないイルカはイルカじゃない」と植村に言い捨てる。ここで再び植村が立ち上がった。再びフジに泳いでもらいたい、フジに宙(そら)を飛んで欲しい。世界初のイルカの人工尾びれ開発プロジェクトが始まった。1976年に静岡県伊東市川奈より 国営沖縄記念公園海洋博覧会地区旧オキちゃん劇場に搬入飼育されたバンドウイルカ(メス)。1995年までに3頭のイルカを生んだ。2002年10月に感染症と循環障害で尾びれの壊死が進行し約75%を切除した。2003年より開始されたブリヂストン共同開発の「人工尾びれプロジェクト」で約2年の試行錯誤を繰り返し人工尾びれが完成、その後も更なる改良が行われ2006年にはシェル型人工尾びれ「E1」、2007年にはカウリング型人工尾びれ「YBECC 5」が完成している。2014年10月より体調を崩し、同年11月1日14時45分に感染性肝炎のため死亡した。推定年齢45歳。
出典:wikipedia
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