『風ファーストアルバム』(かぜファーストアルバム)は、日本のフォークデュオ、風の1枚目のアルバムである。オリコン・チャート1位を記録したヒット・シングル「22才の別れ」の発売からちょうど4カ月後にリリースされた。同曲は、作曲者の伊勢正三がかつて所属していたグループ、かぐや姫の4作目のアルバム『三階建の詩』に収められて人気を集めた作品のリメイクであった。過去のバンドの作品群において再三に渡って収録された楽曲を、新しく結成したデュオのデビュー作にも使いまわすことに対して、伊勢は強い難色を示した。したがって、本作は全編新たに書き下ろされた作品によって構成されている。アーティストの意向によってリード・シングルが一切収録されなかったために売れ行きが懸念されたものの、アルバムは発売後ただちにLPチャートの首位を獲得した。本作に収められた楽曲は基本的にかぐや姫時代の作風を踏襲した叙情的なフォーク・ロックとなっているが、ティン・パン・アレーの面々やハイ・ファイ・セット、当時はほとんど無名だったシュガー・ベイブや吉田美奈子などといったシティ・ポップ系のセッション・ミュージシャンが多数参加しており、翌年発表のサード・アルバム『WINDLESS BLUE』以降顕著となった音楽性の転換への布石を打っている。2007年、次作『時は流れて…』ならびに『WINDLESS BLUE』と同時に、本作のデジタル・リマスター盤が日本クラウンからCDで再発売されている。
出典:wikipedia
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