デデデ大王(デデデだいおう、"King Dedede")は、任天堂(開発:HAL研究所)のゲーム『星のカービィシリーズ』、およびそれを原作とした関連作品に登場する架空のキャラクターである。呆れかえるほど平和な国「プププランド」を統治する大王。ゲーム・アニメ共にカービィのライバルとして立ち回り、いざとなれば木槌のようなハンマーを片手に戦う。2頭身のペンギンのような容姿で、黄色いたらこ唇が一際目立つ。赤いガウンと赤い帽子に似た形をした冠、黄色い手袋、腹巻きらしきものを着用しており、このような外見的特徴は両作品において共通となっている。現在の所は準皆勤賞のキャラクターで、シリーズにおいて一切登場しなかった作品は『鏡の大迷宮』の一作のみ。それ以外では脇役であっても必ず登場している。名前の由来は定かではない。日本以外でも“デデデ”(Dedede)と表す場合がほとんどだが、フランスのみ“ダディドゥ”(Dadidou)と表記されている。前述のとおり2頭身のペンギンのような容姿で、黄色いたらこ唇が一際目立つ。赤いガウンと赤い帽子に似た形をした冠、黄色い手袋、腹巻きらしきものを着用している。顔の色は青、体色も基本は初代やアニメの様な顔と同じ色の青だが、『スーパーデラックス』などの一部の作品では体だけが黄色になっている。また、ゲームボーイ版(『初代』・『2』)とファミコン版(『夢の泉の物語』)を除いてはたるんだ腹も特徴となっており、『20周年スペシャルコレクション』のOPではファミコン版の姿からWii版の姿になった際にこの腹を気にする描写がある。なお、本当にペンギンであるのかは今のところ不明。服装は、赤いガウンとサンタクロースの帽子のような形状の赤い冠、ミトン状の手袋と腹巻を愛用している。ガウンの背部には必ず何らかのトレードマークが入っており、『64』以降はほとんどVサインに統一されている。マークの色は作品ごとに色合いが違っている。3ではグルグルマークである。初期は手袋は着用しておらず素手であった。身長は、カービィよりも大柄だという以外は作品ごとにムラがある。初期の作品ではカービィの2倍ぐらいであったが、アニメ版やそのデザインの影響が強い作品(『夢の泉デラックス』『参上! ドロッチェ団』など)ではカービィの3倍近くにまで伸びている(むしろ巨大化した)。これによりゲームボーイ時代の軽快な動きは見られなくなったが、この仕様変更が逆に、「ヘッドスライディングを普通にジャンプしただけでは飛び越せない」「大ジャンプ時の星で貫通弾が作れない」などといった結果につながった。なお、『wii』など味方として登場する場合には、例外なく初代同様のサイズである。カービィに負けず劣らず食いしん坊、かつ自分勝手でわがままと、いたずら好きで子供っぽい性格。独占欲が強く、国中の食料や夜空の星を全部独り占めすることもいとわないが、本人は悪気はないらしい。初期は"いちおう"れっきとした大王であったためか、ワドルディを始めとして彼を慕う部下もかなり多く、大王と認めている者もいることがわかる。カブーラーなどの戦闘兵器といった軍事力の保有、単独でも遜色のない行動力の高さなど、肩書きにふさわしい「大王」らしい面もある。『大乱闘スマッシュブラザーズDX』以降から"自称"プププランドの大王に変わり、政治的なことは行っておらず当の国民もデデデ大王の行動には全く興味を持っていないと紹介されていた。「星のカービィWii」の操作説明では、久々に自称の文字がなくなり、単に「プププランドの大王」とだけ書かれていた(省略されているだけの可能性もあり、実際に政務に復帰しているのかは謎)。一人称は「おれさま」であることが多いが、『夢の泉』の説明書やアニメでは「ワシ」、一部の漫画では「オイラ」、「わがはい」など例外もある。近年は台詞をしゃべること自体が少なくなり、『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』の「大王の逆襲」では久しく台詞が用意されたものの、最後まで一人称を使うことはなかった(アニメ版に関しては後述)。本質的には善人で、時折良いこともするが、素直ではない性格のために周囲から(特に、思い込みが激しい傾向があるカービィからは)誤解されることもある(『夢の泉の物語/デラックス』)。とりわけカービィへの対抗意識は強いものがあり、事あるごとにちょっかいを出すものの実際はそれほどお互い嫌っているわけではなく、『64』のストーリーなど場合によってはカービィの冒険を手助けすることもある。また、敵意がない場合でも、攻撃してくればやむをえず戦うこともある(『2』・『3』・『64』)。カービィ自身、どちらかというと「友達」という感じで悪事を働かなければ敵視はしない。デデデ大王が一方的にライバル視しているだけであってお互い嫌ってはおらず、共闘時はデデデ大王も素直に協力している。デデデ大王は、アクションゲームで登場時の行動パターンは第1作からほとんど変更されていない。吸い込みや武器のハンマーを使った攻撃はもちろん、体ごと突っ込んだり大きく飛び跳ねて潰すといった肉弾攻撃が、カービィと戦うときの常套手段(じょうとうしゅだん)である。『夢の泉の物語』からは飛行能力を会得し、フグのような姿となって飛ぶことが可能となった。漫画版などでもたびたびその格好をネタにされていたが、GBAに移行するころから普通に腹部を膨らませてホバリングするようになった。一方、アクション以外の番外作品では攻撃手段がまちまちで、『カービィのピンボール』ではハンマーを一切使わず、爆弾投げの他に手からビームを繰り出したり、『コロコロカービィ』では、ハンマーをブーメランのように投げる。『カービィボウル』では自慢のロボット兵器「メカデデデ」に搭乗し、直接カービィと戦うことはなかった。『カービィのブロックボール』に至っては追い詰められるとロケットランチャーを乱射し始めることがあり、デデデ大王が重火器の扱いにもたけていたことをうかがい知ることができる。後にこの火器攻撃はアニメ版と『ウルトラスーパーデラックス』および『トリプルデラックス』で再び使われることになる(後述)。初登場となる初代『星のカービィ』では、プププランドからすべての食べ物と秘宝「きらきらぼし」を奪っていった。そして、自分の城に乗り込んできたカービィとの戦いの末に敗れた。カービィとデデデ大王の因縁はここから始まったといえる。『夢の泉の物語』では悪夢の化身「ナイトメア」を封じるため、自ら悪者を演じてスターロッドを奪った(ただし、あらすじでは事情を話そうとする場面があったが、問答無用という態度のカービィを筆頭に誰も聞いてくれず、悪者にされた描写がある)。カービィに敗れた後も彼を引きとめようとしたが、話を聞いてくれずに力尽くでスターロッドを夢の泉に戻されてしまった。デデデ大王の「根は良い」という人物像もこのころから見受けられており、この性格は『星のカービィ64』で顕著に現れている。初期のシリーズではラストボスという立場で登場することが多かったが、『星のカービィ2』では宇宙からの侵略者「ダークマター」に体を乗っ取られ、表向きの黒幕として終盤まで操られたままだった。以降、『コロコロカービィ』までラストボスとして返り咲く機会はほとんど失われ、ダークマター族やそれに類似した「ゼロツー」一味との戦いでも、カービィを倒そうとする敵に体を奪われ、操られるという踏んだり蹴ったりな目に遭い続けることとなった。『64』ではデデデ城の屋上でたたずんでいるところに落ちてきたクリスタルを見つけ、リボンと一緒にクリスタルを集めているカービィに対し、見つけたもん勝ちと言わんばかりに横取りしたところを黒い雲に憑依されてしまう。憑依から解かれた後はワドルディに旅の同行を誘われるが、カービィと協力することを嫌い、意地を張って同行を断る。しかし、結局はカービィたちを心配し、仕方なく同行を決意するところから素直ではない一面を見せた。また、コレカラスターをクリア後に火山活動から脱出する際、乗り遅れたアドレーヌに手を差し伸べて助けるなどの勇姿を見せる。本作では意外と涙もろいことが明らかになり、クリスタルをすべて集めずにクリアした場合のエンディングでは、リボンと別れる間際で涙目となっていた。プププランドが舞台ではなかった『鏡の大迷宮』では出演ならず、このころからの重要な役回りはアニメ版の影響でレギュラーキャラへ昇格したメタナイトが担当することが増え、脇役として立ち回ることが多くなった。『参上! ドロッチェ団』ではリメイク版や番外作品を抜くと『星のカービィ3』以来、8年ぶりにボスキャラとして登場したが、その立ち位置は序盤中の序盤であるレベル1のボスだった。宇宙をさすらう盗賊団「ドロッチェ団」の襲撃により、デデデ城に隠されていた(と思われる)「大いなる力」の封じられた宝箱を盗まれてしまう。食いしん坊という理由からカービィからケーキを盗んだ犯人として真っ先に疑いをかけられ、倒される。自分に濡れ衣を着せたカービィへの個人的な恨みか、宝箱の中身が「暗黒の支配者」として恐れられる「ダークゼロ」だと知っていたかは不明だが、逃走を図るドロッチェ団を目がけてカービィを投げつけ、その勢いで彼らを地下世界へ落とした。後のことはすべてカービィに押し付けたつもりなのか、一行の後を追うといった描写は見られず(追跡したのはメタナイトだった)、最後まで本編に関わることはなかった。2008年には『大乱闘スマッシュブラザーズX』にも参戦した。詳しくは後述する。『ウルトラスーパーデラックス』の「大王の逆襲」では、(ゲーム全体ではないが)ラスボスとして復帰を果たす。これも詳細は後述する。『トリプルデラックス』では、冒頭で謎の男タランザに拉致され、カービィがデデデ大王を救うために旅に出るところから物語が始まる。同じく詳しくは後述する。『ロボボプラネット』では、本人の登場はオープニングとエンディングのみの出演となった。大王を名乗るだけあって、自分の居住地となる城を所有している。主に「デデデ城」という名前をつけられているが、場所や設定の詳細は作品によって異なる。城内には彼の部下が多数おり、侵入者(主にカービィ)から城を守っている。初代『星のカービィ』では『マウント デデデ』(または『デデデ山』)という、そのままの名前がつけられた山を所有しており、城は山頂に建てられている(『星のカービィ スーパーデラックス』『ウルトラスーパーデラックス』も同様)。『星のカービィ2』の舞台となる「虹の島々」ではレベル7に「ダークキャッスル」という城が存在し、デデデ自身そのレベルのボスを務めているが、操られていたため、それが彼の所有する城なのかは不明。『参上!ドロッチェ団』や『毛糸のカービィ』ではアニメ版の平地にある宮殿風のデザインに変更された。『大乱闘スマッシュブラザーズX』では完全にオリジナルのデザインとなっている。『あつめて!カービィ』では、専用のリゾート地にお菓子の城を建てている。山の上のデデデ城は外見が城砦のような風貌であり、天井近くの壁面に眉尻が上がった目のような(『\ /』のような)形状の模様(明かり取りと推測される)があるが、天井をぶち抜かれるなどして城が損傷を受けるとこの模様が眉尻が下がった(『/ \』のような、泣き顔を思わせる)形状に変化する。大抵の場合、戦闘時に流れる曲「VS.デデデ」 はデデデ戦だけの固有のBGMである。そのため、カービィシリーズにおける特別なキャラクターとして認識させる大きな要因ともなっている。『スーパーデラックス』を境に曲のサビが追加され、さらに長くなった。以後のゲームシリーズでは『コロコロカービィ』以外はすべてサビありバージョンが使用され、現在「VS.デデデ」といえばサビありバージョンを指すことが多い。固有のテーマ曲ではあるが、『夢の泉デラックス』では自身の部下たちが待ち受ける7-2のステージで流れ(この時の曲名は「中ボスタワー」だった)、自身の戦闘曲は『星のカービィ スーパーデラックス』のグルメレースのアレンジが使われた。また、『参上!ドロッチェ団』や『あつめて!カービィ』では他のボスとの戦いでも用いられるなど例外もある。シリーズ初期に出た『星のカービィ 夢の泉の物語』では専用曲ではなく通常のボス曲が使用されている。また、『カービィボウル』でも全く別のBGMが使われた。その後は『カービィのブロックボール』『星のカービィ64』でも別のBGMが使われている。基本となるメロディーラインは、サビの有無にかかわらず一貫して変わっていない(出だしの音程は多少違う)。ただ、『星のカービィ』『星のカービィ2』のように、同じ機種、同じバージョンでも音源やパートが微妙に異なるものがある。『タッチ!カービィ』では一転、従来のメロディーラインを大きく崩した大胆なアレンジがなされた(サビはそのまま)。このアレンジは本作の電子的かつ特徴的な音源と相まって、今までの「VS.デデデ」とは違った異質な雰囲気を醸し出しており、のちに機械的な世界観を持つ「ロボボプラネット」でもエクストラステージのBGMとしてそのまま使用されている。リズムは基本4拍子だが、SFC版『カービィのきらきらきっず』では3拍子だった(この作品のみ従来と異なるイントロがある)。こちらは後に『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』の追加曲として再び登場するが、3拍子から元の4拍子に直され、さらに大きくアレンジされた。こちらの曲はサウンドトラックCDの曲名リストでは「マスクド・デデデのテーマ」と記載されている。これをさらにアレンジしたものが「トリプルデラックス」でマスクド・デデデおよびブラックデデデのテーマとして「王位の復権:D.D.D」の曲名で登場。3拍子のアレンジとしては「ロボボプラネット」でクローンデデデがD3砲に乗り込んでから流れるものがあり、これは「きらきらきっず」とは異なるアレンジになっているうえに「スーパーデラックス」の「メタナイトの逆襲」のものとメドレーになっており、「ウルトラスーパーデラックス」の「大王の逆襲」を彷彿させる演出効果になっている。「カービィファイターズZ」ではチームDDDとの戦いで「ヒストリー オブ デデデ」というアレンジメドレーが使用されている。これは「王位の復権:D.D.D」をベースに「デデデ大王のテーマ」や「夢の泉の物語」のボス戦、「カービィボウル」のメカデデデ戦といった歴代のデデデ大王戦BGMのフレーズがメドレー形式になっている。アニメでは新規に「独裁者」(アニメ版サウンドトラックの曲名リストより)という題目のテーマ曲が登場。劇中では派生BGMも数曲生み出されており(主にデデデが絡むドタバタギャグのシーンなどで使われる「デデデてんてこまい」もその一つ)、アニメ版におけるデデデ大王のキャラクター(後述)を象徴する一曲となった。本来の固有曲は全く使われていない訳ではなく、ゲーム版のBGMが使われるようになった番組後期では魔獣マッチョサン(61話)のエアロビクスBGMとして流れ、ファミ通キューブ+アドバンスの付録のDVDの名場面集でもアレンジされたものが流れた。なお、この曲はサビなしバージョンがモデルである。部下(『夢の泉』、『スマブラX』では「子分」とされている)の具体的な規模については明らかにされていない。基準にしても「プププランドの住人すべて」と曖昧で、なおかつ初代、『夢の泉の物語』以降はデデデ大王が黒幕として登場することが少なくなり、それ以降は誰が正式な部下で、誰がそうでないのかは全くわかっていない。以下に挙げるのは、デデデ大王が物語上、明瞭な黒幕として登場する作品において、確実な「部下」として認識できる敵キャラクター。長らくデデデ大王との関係が謎とされてきたメタナイトは近年になって、大王の部下ではないことが明らかになった。『鏡の大迷宮』を除くすべての作品に登場しているが、彼のやることはほとんどが食べ物や星の独り占めなどのいたずらで、世界征服などの悪事は働くことはない。本質的に善人という設定のため、登場作品の数に対してラストボスとなった回数は少なく、大抵は一ボスキャラクターとして登場する。なお、アクションゲームで戦闘の場合は、戦場が城の屋上かリングになる場合が多い。シリーズ第3作目『大乱闘スマッシュブラザーズX』からプレイヤーキャラクターとして登場。以後の同シリーズではガウンの下に柔道着のようなものを着ている。以前の同シリーズではステージ「プププランド」(64版・『DX』いずれにも出現)のゲストキャラとして背景に現れたり、『DX』のフィギュアとして出るのみであったが、この作品でプレイヤーキャラとして登場することになった。また、デデデ大王はシリーズ第1作の公式サイト『スマブラ拳!!』で行われた「スマブラ2があるとしたら出てほしいキャラ」というアンケートにおいて、開発中では登場予定があったがボツになったということが公表されており、実に9年越しの参戦となった。おなじみのハンマーは大型化し、柄がかなり長くなるとともにベアリングや小型ジェットを仕込んだ機械仕掛けとなっており、打突時にヘッド部分がモーターで回転したり、ジェットエンジンが展開する。ハンマーの重量はどの程度か不明だが、同じく大重量のデデデがダッシュUターンの際にヘッド部分を回転軸として利用していることから、相当な重さと推測される。常人からしてみればあらゆる意味で常軌を逸しており、数少ない人間型キャラクターのスネークをして「肩が外れかねない」と言わしめたほどである。アニメ版の声優が引き継がれたメタナイト、ナックルジョーと違い、こちらは『星のカービィ64』でデデデ役を務めた桜井政博(桜井は『スマブラ』シリーズのディレクターも担当)が声を演じている。これはデデデが初めてしゃべった際にそうだったということと、アニメ版での性格や「〜ぞい」の語尾がゲームの世界観と合わないと判断したためである。キャラクターの名称では「大王」が抜けており「デデデ」とのみ表記されている(ただし、英語版では「King Dedede」のままである)。これは「キャラ名に敬称はつけない」という考えからだが、キャラクター紹介でも「プププランドの大王」ではなく「プププランドの自称大王」と紹介されている(実は『DX』のフィギュア名鑑の時点で「自称」と書かれている)。スネークにはしきりに「あれは本当にペンギンじゃないのか?」と言われていた。アドベンチャーモード「亜空の使者」におけるデデデについては、亜空軍を参照。『for 3DS / Wii U』においても引き続き参戦。『X』よりも瞳が小さくなり、コミカルな表情が多くなっている。なお、本作では上記「プププランド」でプレイヤーとして登場している場合、背景には一切登場しなくなる。同作のクッパやドンキーコングに並ぶ大型・ヘビー級のキャラで、前述の2キャラ同様、攻撃力と重量においてかなり秀でているが、動きはかなり遅く当たり判定も大きい。しかし、デデデの特徴はこのようなヘビー級でありながら、原作での飛行を用いた4回連続の空中ジャンプができることで、カービィやメタナイトなどには及ばないもののかなり自由に空中を立ち回ることができ、大型・ヘビー級で一番の復帰力を持っている。3頭身のグラフィックや吸い込みなどゲーム版のものがもとになっているが、多数のワドルディを部下として扱ったり、ハンマーで相手を吹っ飛ばす技の名前が「ゴルフスウィング」であるなど、アニメの要素も見られる。攻撃は原作どおりハンマーを使ったものがメインだが、上記のとおり柄が原作よりかなり長くなったことにより、打突や角運動量を活かした打撃などポールウェポンのような使い方が多い。これは同じくハンマー使いとして登場しているキャラクター、アイスクライマーとの差別化のためである。なお、ハンマーの振り方はカンフー映画の棍法を参考にしている。ゲームと違ってすべての話に登場しており、皆勤賞のキャラクターとなっている。プププランドの1万7052代目(第8話での自称)の国王であり自ら独裁者を名乗る。ドクター・エスカルゴン、ワドルディ、ワドルドゥ、メタナイト卿、フームとブンの父であるパーム大臣などを部下に持つ。自身の悪だくみを邪魔するフーム、魔獣を倒すカービィたちとは作中において何度も対立している。家来や国民からは主に「陛下」「デデデ陛下」と呼ばれる。フームなどの子供たちからは単にデデデと呼び捨てにされているが、初期のころは、デデデ様と呼ばれていた。とにかく気まぐれで、些細なきっかけからすぐに国営レストランの開業、自分の城をアミューズメントパークに改装するなど、行動力が非常に高い。劇中の騒動は彼の気まぐれが発端となるケースがほとんどである。年齢は少なくとも中年以上であることが確実だが、幼いころのトラウマ(原因は不明)により精神発達が幼児段階で止まり(第83話においてヤブイとゲストキャラ・チップの会話で判明)、非常に自分勝手で乱暴な性格。カッとなるとすぐに「極刑ぞい」と激昂(げきこう)する。頭も悪く、レストランカワサキのメニューといった簡単なものなら読めるが、小説のような字の圧倒的に多い本は全く読むことができない。自分の名前を書類に書くことはできる(10話)。後期では話の都合上頭の悪さに拍車が掛かったのか、第58話では1+1の計算すらエスカルゴンに言われなければ答えられないほどになった。一方で、例えば行政改革や専守防衛といった、政治的な、または経済に関するさまざまな単語も使用する。いざとなると臆病な場合が多いが、第88話では魔獣化したエスカルゴンに、第94話では魔獣ファンファンにハンマーを持って立ち向かうなど、果敢な姿を見せるときもある。第55話では魔獣トゲイラによって取りつかれた時は愛情があふれ、全く怒らない性格になってしまったこともある。常人に比べて抜きん出ている所は探究心と悪知恵。特に悪知恵に関してはエスカルゴンと同等、あるいはそれ以上のものがある。しかし大抵、詰めが甘く失敗することが多い。また、悪人であることを誇りに思っており、魔獣を憑依させる際「これでわしは最強の大悪党ぞい!」と豪語していた。悪事は自分の専売特許だと決めているようで、第95話で魔獣に憑依され悪行三昧を繰り広げるカービィに対し、「悪さは偉大なる大王様であるこのわしの特権ぞい!」と憤っていたほか、悪事に加担することにもためらわない。他者の苦しむ様子を見ることを最高の娯楽と称するほど嗜虐心(しぎゃくしん)が強く、カービィだけでなくエスカルゴンや住民に危害を加えては楽しんでいる。また、相手の心理を突く話術にたけており、相手の良心や才能をつけ込み、自身の目的のためには他者を利用することもある。ナイトメア要塞へ向かう際には、敵にわざわざ位置を知らせるなどその頭の悪さと悪心が最後まで足を引っ張ることとなった。メタナイトにもその頭の悪さを問題視されており、第100話(最終回)の予告で「デデデ陛下はどこまでアホなのか」と嘆かれるほどであった。エスカルゴンから皮肉を言われても、逆に褒めていると勘違いしてしまうこともある。このように、頭が悪い人物と描写されているが、実質的に彼一人の状況でも、決して無力ではない様子も多々見せている。また悪意が絡んだ時に発揮する才能は特筆すべきものがあり、例として"コンビニの客が落とした菓子をカービィが拾い、菓子を食べてもよいと言われたカービィがそれを食べる"という一連の出来事を編集し、「カービィがコンビニの商品を盗み食いした犯罪の瞬間」などとうたった悪質な偽スクープ映像を簡単に作り上げる編集技術の高さを見せつけた(第37話。これには本作中ではかなり頭の良い部類に入るエスカルゴンも感動したほど)。他にも、エスカルゴンがいなくても一人で車を運転できる(第38話、第55話)、棒読みではあるが「I'll never be hungry again」と英語でしゃべる(第72話)などの一面も見せている。しかし自活能力は皆無であり、第72話でワドルディをすべて売り払ってしまい、エスカルゴンをはじめとした部下からも逃げられた際にはすっかりみすぼらしい姿になってしまったこともあった。プププランドの住民からの評判は当然芳しくなく、陛下とは呼ばれつつも普段尊敬されている様子はない。特にフームは、プププランドで異常な出来事が発生したらまずデデデの仕業ではないかと疑うところから始める(実際にそのとおりであることがほとんどなのだが、第66話のようにデデデの関与がなかったケースも存在する)。部下であるパームやメタナイトは、表立ってデデデに刃向かうよりもデデデの要求をのらりくらりとかわすパターンが多い。側近のエスカルゴンとは、悪事を働くときなど基本的には意気投合しているものの、自身の目の前で毒を吐かれることもしばしばである。また、プププランド外の人物からの評判も概ね悪く、エスカルゴンの母は真っ向からデデデをバカ呼ばわりしたほか(第25話)、プププランドを訪れた観光客は「特に太ったオヤジが気に入らない」と、観光ツアー自体の劣悪さ以上にデデデ個人をこき下ろす感想を寄こした発言(第48話)もあるため、ポップスターの面汚し、プププランドの疫病神と知られるほど、酷評されている。また、自ら銀行を建てては村人の貯金を横取りしようとする(第50話)など、金に対する執着心は異常に高いが、カービィを倒すために大枚をはたいて魔獣を買っても倒されてしまうことが多い。オムツをつけていることを示唆する発言がある(第72話)が、具体的には語られなかった。第1話でプププランドの丘に不時着したカービィをハンマーで谷底へ突き落とし、その後は気にも留めていなかったようだが、溺愛していたペットのタコ魔獣・オクタコンを倒されてからはカービィを勝手にライバルと決めつけるようになる。基本的には、魔獣でカービィを襲う→カービィが魔獣を倒す→対抗して新しい魔獣を購入するも倒される、というパターンを毎回繰り返している。その一方で実は心の奥でカービィを愛しており、第93話でフームがデデデ大王への仕返しとしてカービィの葬式ごっこを開いたとき、彼が本当に死んだと思い込んでいたデデデ大王は本気で泣いて今までカービィに対して犯した罪をわび、死んだことが嘘だとわかった後も喜んでいた。自分で買った魔獣が手に負えなくなりカービィに助けを求めたことや、ペンギーの軍団がプププランドを襲ってきた時にカービィとの連係プレーで対抗した(66話)ことがある。その他、前述の第95話で魔獣デビルフロッグに憑依され悪行三昧を繰り広げるカービィを見た時、「カービィがこんな悪さをするなんて信じられんのだぞい!!」と、カービィの優しい性格を心から理解もしている。その時は普段は犬猿の仲であるフームと一緒に最後まで信じて疑わなかったこともある。また第42話で妖星ゲラスがプププランドに衝突しかけた時に村人のために公園を作るなど、優しい一面も見られる。ちなみにこの直前、エスカルゴンに言われるまで(一応悪人と自覚はしていたが)自らの悪事を省みていなかった。第51話では、カービィがプププランドに来て一年が経ったことを、デデデ大王は村人たちと一緒に祝うはずだった。しかしナイトメアから取り寄せた巨大バースデーケーキの中身が案の定魔獣であったり、最後は花火と一緒に打ち上げられるなど、時折見せる真心 (?)も日頃の行いが悪いせいで裏目に出てしまうことが多い。後期になると魔獣がやられるたびに自分たちも被害を受けるようになっている。趣味は前述の魔獣遊びのほかにゴルフを楽しむ。特にゴルフに懸ける意気込みは強いようで、何度もウィスピーウッズの森を伐採して自分専用ゴルフコースを作ろうと試みている(第5話、第27話、第44話、第69話など)。彼の部屋には完成図が飾ってある。また、なぜかハンマーをゴルフクラブ代わりにしている(本人いわく「やはりアイアンじゃなくてハンマー」)。自身へ被害が及ばない何かを壊すことも好み、その都度ウィスピーウッズの森やカインの住むサンゴ礁などが被害を受けている。また7話はバードウォッチングという、彼にしては意外な趣味を披露したことがあるほか、90話で暴走族に感化されて一緒に車で暴走したこともある。ちなみに、森を伐採することについては特に罪悪感を覚えていないようであり(「環境破壊は気持ちいいぞい!」と発言したこともある)、住民やエスカルゴンからは「環境破壊の王」と非難されることがあった。メインの趣味である魔獣遊びでは自分の玉座の部屋にデリバリーシステムを設置し、選んだ魔獣をホーリーナイトメア社から転送してもらっている。大王はこの趣味によってナイトメア社の魔獣を拡散させる仲介役として利用されてしまっているが、本人以下家来たちも全く気づいていない。それが原因で何度ひどい目に遭わされても利用されても全く学習しない、その頭の悪さをカスタマーやナイトメアに利用されているともいえる(Wiiの間の『星のカービィ〜特別編〜倒せ!!甲殻魔獣エビゾウ』ではカスタマーの「1億デデンのところ今回は2億デデンで!」という言葉に対して、「安い、買った」と言ってしまうほどの頭の悪さ)。その上高額な料金まで請求されているが、デデデは払う気は全くなく、すべてツケで踏み倒している。そのため借金は、第31話では7500万デデン、第72話では117京411兆2464億1370万8686デデンという額までに達してしまっていた。後の79話では9億9000万デデンまで減っていた(あくまでエスカルゴンの推測であるため、本当にここまで減ったのかは不明)が、ボンカースをホーリーナイトメア社から派遣された取り立て屋と勘違いした際には「そんなはした金で取り立て屋とは悪徳金融業者め! わしを脅すとは許せん! ボコボコに踏み倒してやるゾイ!」と逆ギレしていた。困ったナイトメア社は第12話の幽霊魔獣や第47話のホームヘルパーロボット、第72話の自動販売機などで借金の強制徴収を図ったが、これが先ほどの膨大な金額に対してどれほどの成果を挙げたのかは不明である。最終的にナイトメア社は壊滅したため、この借金は完全に踏み倒したことになる。映画鑑賞も趣味の一つである。しかし自国の放送局であるチャンネルDDDでは映画をやっていないためナイトメア社の衛星を電波ジャックして鑑賞している。これに対しエスカルゴンが犯罪であることを指摘すると「国家ぐるみなら犯罪にならんぞい」と持論を展開している。捏造や虚言の多さから情報の信憑性(しんぴょうせい)が低く、その経歴には謎が多い。本編中ではプププランド第17052代領主、即位300年目とされているが前述の理由から定かではない。しかし村のキャピィ族はデデデ大王以前に誰がプププランドを治めていたのかを知らないことも事実であり、少なくともププビレッジに現存する誰よりも昔からプププランドに君臨していたことは確かである。また、カービィが来る以前にメタナイト卿とワドルディたちを部下に加えている。カブーがナイトメアに反抗した魔獣の話をずいぶん昔にメタナイト卿から聞いたと発言していることから、メタナイト卿を部下にしたのも相当昔の話であると推測される。第1話では、ナイトメア社のデリバリーシステムを購入したのはつい最近であることをうかがわせる発言をしており、第9話ではデデデ城は古く見せているが実は建造されたばかりだと発言している。しかし、第9話ではフームが赤ん坊の時からすでにデリバリーシステムを購入しており、デデデ城もすでにあった。詳細はそれぞれのリンク先を参照。また、以下で挙げるものの他に、旧エニックス、光文社、双葉社が4コマ漫画を発行している。
出典:wikipedia
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