LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

天羅WAR

天羅WAR(てんらウォー)は、2007年4月にエンターブレインから出版されたテーブルトークRPG。著者は井上純弌、F.E.A.R.。同じ作者のサイバーパンク時代劇RPG『天羅万象』シリーズおよびスチームパンク西部劇RPG『』のクロスオーバー作品となっている。井上純弌の代表作である『天羅万象』と『テラ:ザ・ガンスリンガー』の二つの世界で起こった大戦争を描いたTRPG。著者はプロデューサーの井上純弌だが、メインライターとして小太刀右京・三輪清宗などが加わっている。ゲームの基幹システムには『アルシャード』・『アルシャードガイア』で使用されている共通システム「スタンダードRPGシステム」(以下、略称の「SRS」で記述)が使用されており、キャラクターメイキングや行為判定はこれに準ずる。アルシャードなど他のSRS作品とのデータ形式の互換性は高いが、特技に「業システム」に依存したものが多いため、天羅WARと他のSRS作品を混ぜて遊ぶことは当初困難だった。現在はアルシャードガイアのサプリメント『グレートディメンジョン』において、天羅WARのキャラクターがアルシャードガイアの世界に移動する背景設定や、クラスデータ等の相互変換ルール、天羅WARの背景世界10th-TERRA出身者を表すキャラクタークラスなどが掲載されており、アルシャードガイアやそれを介して他のSRSタイトルと連結することも可能となった。但し、天羅WARのキャラクタークラスは他のSRSタイトルのクラスよりも概して強力であるため、バランス上注意が必要である。キャラクタークラスを3つ選択することで、プレイヤーキャラクターのおおまかなスタイルが決定される。これはSRSの標準のキャラクター作成ルールである。ただし、初期から一定の経験点が追加で渡され、ある程度成長したキャラクターでゲームを開始できるのが特徴になっている。全ての経験点をクラスのレベル上昇に使った場合、キャラクターは初期で7レベルとなる(アルシャードの場合は3レベルである。これは『天羅WAR』のPCの方が超人性が高いことを示している。ただし、アルシャードやアルシャードガイアのPCが持つ神の力「加護」は、天羅WARのPCには使用できず、敵である天使にのみ「加護」の使用が許されている)。クラスには上限レベルが4までのものと10までのものがある。また、アルシャード系とは異なり「重複不可クラス」という概念がある。行為判定は2D6による上方判定、つまり出目が大きいほど良いとする方式が使われている。これはSRSの標準のルールである。ただし、アルシャード系と違ってクリティカルによる自動成功は存在しない。これは後述の業システムがあるため。『天羅万象』シリーズの特徴であるロールプレイ支援システム「業システム」もSRS準拠に改造の上、実装されている。キャラクターに似合ったロールプレイをしたものは「合気」というポイントを貰え、それを「気合」に変換することで強力な特技の代償として使用することができる。ただし、「気合」は使えば使うほど「業」といわれるポイントが上昇していく。この「業」がゲーム終了時に109を超えていた場合、PCは人間性を失った「修羅」となって、プレイヤーキャラクターとしてはロストする(NPC化する)。ただし、ゲーム終了直前に、他のキャラクターとの繋がりなどを示す「因縁」を昇華することによってある程度の「業」を減少させることができる。なお、「合気」のポイントの受け渡しはトランプによって行われる。プレイヤーキャラクターが所有している「合気」カードを別のプレイヤーキャラクターに譲渡することもでき、前作である『天羅万象・零』における合気チットのルールよりも、『異界戦記カオスフレア』のルールに近い。『テラ・ザ・ガンスリンガー』シリーズの特徴であるヒーローポイント「カラミティ」もSRS準拠に改造の上、実装されている。(ただしカラミティはサプリメント『ロストヘブン』に収録されている選択ルールである)カラミティとはプレイヤーキャラクターを強制的に騒動に巻き込むためのルールである。カラミティはゲーム中はトランプのジョーカーとして表現される。カラミティとして使用されるジョーカーは合気とは別のものとしてGMが管理し、GMは好きなタイミングでカラミティをプレイヤーに与えることができる。カラミティが与えられたプレイヤーは、その瞬間はプレイヤーキャラクターに不利な状況が強制的に発生する。行為判定は失敗し、命に関わるトラブルが脈絡なく訪れる。しかし、得られたカラミティはそれ以後の判定にボーナスとして使用することができる。一度使用したカラミティはGMに返却し、GMは再び別の人間にカラミティを渡すことができるようになる。ゲームの舞台となるのは地球からの移民により開拓された巨大惑星『10th-TERRA』。そこには西部開拓時代風の文化を持つテラ大陸(南半球)と、日本の戦国時代風の文化を持つ天羅大陸(北半球)がある。南北二つの大陸の間の海は嵐の壁に阻まれて交流が遮断されており、両大陸は長きに渡って互いを知ることなく存在していた。しかし、この二つの大陸が接触を持ってしまったことで未曾有の戦乱が発生することとなった。ゲームの基本的な舞台はこの二つの大陸のうちの「テラ大陸」となる。なお二つの大陸はどちらも赤道を「南」と認識しているため、テラ大陸の「西」は天羅大陸で言う「東」に当たる。また人類がいまだテラ大陸の西端を確認していないのも『テラ:ザ・ガンスリンガー』と同じである。『10th-TERRA』は文化レベルこそ地球の近世に類似したものになっているが、技術レベルについては現代の地球をも大きく上回るものになっている。天羅では「ヨロイ」といわれる巨大なロボット兵器や肉体を機械改造したサムライたちが跋扈し、テラでは蒸気錬金術による永久機関やオリハルコンによる車体をもつケタ外れに巨大な蒸気機関車が作られている。これらは移民初期に地球人がもっていた未来技術を受け継いだものである。ただし、これらのテクノロジーの多くは現在ではブラックボックスとなっており、オーバーテクノロジーを模倣しているに過ぎない。応用が効かないことも多く、戦争や輸送など限定的なことに特化した技術になっている。そのため、人々の日常生活における超技術の恩恵は少ない。それが10th-TERRAでの文化レベルと技術レベルの大きな乖離を生み出している。世界の文明レベルそのものは移民初期よりも大きく後退しているといって差し支えない、なお、天羅の神宮家やテラの貴族など、ロストテクノロジーを高いレベルで解明している勢力も存在する。10th-TERRAのロストテクノロジーでもっとも特筆すべきものが、「紗」もしくは「エーテル」と言われる一種のナノマシンである。これは目に見えず触れられもしないが惑星中にまんべんなく存在している。紗もしくはエーテルは周囲の人間の意志に反応し、ありえないような物理現象を引き起こすことができる。つまり、この惑星では祈ることで本当に奇跡のような現象がおき、信じることで本当に魔法のような現象が起こるのである。そして科学技術の知識がとぼしいこの世界の一般の人間たちは、紗もしくはエーテルが起こす現象を奇跡そのもの、魔法そのものと認識している。なお、10th-TERRAのロストテクノロジーを利用した機械の多くは、紗もしくはエーテルによって動くものが多い。あるとき、テラ側の探検計画により、飛行船エンタープライズが苦難を乗り越えて北半球の天羅大陸に至ったことから二つの大陸の状況が一変することになる。はるか古代に二つの大陸で結ばれた不可侵条約を犯したとの理由により、天羅軍がテラ大陸に侵攻を開始したのだ。南北二つの文化圏同士で起こったこの大戦を「第二次南北戦争」と呼ぶ。戦争は熾烈を極め、戦争の大勢は兵器レベルにおいて圧倒的に勝る天羅軍の優位によって進められた。追い詰められたテラ軍は天羅軍の本拠地である天羅大陸を大陸間曲射砲で襲撃する最終計画を実行。テラの撃ち出した砲弾は大気圏を抜けた後に天羅大陸に落下する予定であったが、偶然に(もしくは必然によって)衛星軌道上にやってきていた地球からの第三次移民船に着弾。移民船は大爆発を起こした。その直後、崩壊した移民船の中から出てきた謎の存在が「天使」である。彼ら(彼女ら?)は地上に降り立ち、天羅軍とテラ軍の双方を攻撃しだした。そして、テラ大陸の一部に自らの領地を作り出したのである。天使軍の攻撃は圧倒的で天羅もテラも戦争を継続することは不可能となった。いまや、人類共通にして最大の敵は天使となったのである。戦争を圧倒的な力で終わらせた天使たちについては深い謎に包まれている。破壊された移民船から出てきたところから移民船に載っていたことは予測されるが、果たして彼らが地球人の未来の姿なのか、それとも地球人とは別の存在なのかは定かではない。天使たちは人類と一切のコミュニケーションを取らない。ただ攻撃してくるだけであり、彼らの目的や意図は人類はいまだつかめていない。天使たちは人類のように機械兵器に頼ることなく、生身で軍勢を消滅させるくらいの力がある。天使たちは侵略した場所を原始の森のような姿にし、そこに住む生物や無機物をバケモノのようなものに変容させてしまう。その目的についても不明である。そうやって天使によって変容されてしまった人間を「天使人」と呼ぶ。中には天使の強大な力に魅せられて自ら天使人になったものもいる。「天使人」は天使と違いコミュニケーションが可能であり、このゲームのシナリオにおける典型的なボス役として登場する。天使たちの外見がテラの一神教(キリスト教に酷似している)が伝える神の御使いに似ていたために「天使」と名づけられたのだが、彼らが本物の神の御使いなのかどうかは判明していない。テラの教会はこの「天使」を真の天使の姿を真似て冒涜している異端として否定している。ゲーム的には天使、および天使人たちは、古代の神の「加護」を使用することができる。この「加護」は『アルシャード』のPCが使用できる「加護」と同じものであり、データもほぼ同一のものになっている。現在のテラは休戦状態になっている。ただしこれは正式な休戦条約が結ばれたわけでなく、天羅とテラの両軍が天使に対抗するために力を蓄えている状態といえる。今後の戦略については新たな敵の登場に対して人類同士は手を結ぶべきだという意見と、徹底抗戦を唱える者との二つの意見が両軍ともに存在しており、第二次南北戦争の行方については先が見えない状態である。第二次南北戦争の主な戦場になったのはテラの東部である。南東部はすでに天羅の植民地と化しており、北東部がテラの拠点になっている。そして、天羅とテラの勢力地域の間を縫うように、天使たちの支配地域「エンゼルベルト」が存在する。一方、テラ大陸の大部分を占める大西部は戦争の傷痕は薄い。大西部は未知なる場所であり西部開拓運動がはじまってから200年以上がたった現在でも人類は真のウェストエンド(大陸西端)にいたってはいない。東部で大戦争を起こしている間でさえテラ人のフロンティアスピリットは衰え得ることなく開拓運動は続けられ、天使たちがやってきた今でさえウェストエンドを目指して横断鉄道は走り続けている。休戦状態とはいえ、実際には両軍の散発的な戦闘はどこかしこで発生している。また、混乱の中で軍の統制はとれておらず、大隊や連隊レベルでは独自に行動する勢力も多いようである。これは天羅軍に特に顕著で、大名同士の横のつながりが薄く本国に帰れば敵同士という大名も多いため、テラ軍との休戦状態をいいことに仲間割れに近い形でテラ南東部での国盗り合戦を画策しているものもいるようだ。ロストヘブンはテラ大陸の西部の入り口に作られた都市で、ここは天羅人もテラ人も区別せず受け入れる独特の風土を持つ町である。ここではテラと天羅の文化交流が積極的に行われており、異国の文化を取り入れたいと思っている者たちが多数にぎわっている。さらに、大西部への入り口として重要な役割を持ち、エンゼルベルトにも近いという地理条件もあり、『天羅WAR』のテーマのほとんどを内包した、PCたちの拠点として好適な街となっている。天羅とテラ、それぞれの文化的背景を持った60以上のキャラクタークラスが存在している。武術の流派についても、キャラクタークラスによって表されている。また、クラスの特技とは別に、経験点を消費して誰でも取得できる一般特技も存在する。『天羅WAR』のキャラクターをモチーフにしたアクションフィギュアがトイ・インターナショナルから発売されている。これはTRPG『天羅WAR』が発売されるよりも一年以上も前に発売されたもので、ロケットレンジャーとオートマータが立体化されている(それぞれに二つのバリエーションがある)。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。