株式会社ナックイメージテクノロジー(英文名称: "nac Image Technology Inc." )は、日本のハイスピードカメラメーカー。映像計測用ハイスピードカメラ、映像制作用ハイスピードカメラ、視線計測装置アイマークレコーダーなど、特殊映像機器の開発・製造を行っているメーカー。また、こうしたメーカーとしての側面のを持ちながら、古くから映画・テレビ産業に深く関わり、映画、CM、PVなどの撮影機材(35mm/16mmフィルムカメラ、各種デジタルカメラ、ハイスピードカメラ、レンズ、フィルタ、三脚他)の販売及びレンタル、放送分野ではスポーツ中継用のウルトラスローカメラHi-Motionシリーズの開発・製造、販売、レンタルおよび、ドラマ撮影用のデジタルシネカメラ、レンズのなどの販売、レンタル業務も行なっている。会社設立当初から続く映画・テレビ分野への事業も継続的に行われており、カメラや照明の開発・製造で有名なドイツのアーノルド&リヒターや、レンズメーカーであるドイツのカール・ツァイス、フランスのアンジェニューなどの日本に於ける総代理店となっている。設立当初は映画産業分野への各種撮影用機材提供が中心であり、東京オリンピックを記録した市川崑監督作品「東京オリンピック」の撮影機材提供およびサポートを全面的に行い映画産業へ本格的に乗り出した。また、当時メーカーとしてアナモフィックレンズを設計・製造しその多くを映画産業分野に供給した。1970年代に入ると、当時の日立工機が開発したロータリープリズム式ハイスピードフィルムカメラの製造権を取得し、ハイスピードカメラ「E-10」として製造を開始。各種高速現象の解析用カメラとして、企業の研究・開発部門や学校・官庁の研究室に対し販売を開始した。このことを機に、映像計測分野向けの各種映像計測製品の開発に乗り出す。そうした製品の中心はやはりハイスピードカメラで、E-10の開発以降その記録媒体をフィルムからVHSカセット、デジタルメモリーへと進化させ現在に至る。最もポピュラーな使用例では自動車産業が挙げられる。自動車開発の上で欠かせない各種の衝突安全試験を行う際、ハイスピードカメラを使用し車が破壊してゆく様子や搭乗者を模したダミー人形のダメージなどを、ハイスピードで撮影したスローモーション映像から解析している。また、この他の映像計測機器として視線計測装置「アイマークレコーダー」が有名。“人はどこを見ているか?”を検出するシステムで、各種の研究・開発機関や医療分野、人体計測分野等で広く使用されており、最近ではテレビ番組の中でも視線に絡む企画番組の中でも盛んに使用されている。1970年より撮影機材のレンタル業務も開始。映画・CMなど主にフィルムを主体とした作品向けにカメラ、レンズなどの機材提供を行っている。こうした機材の貸出先はいわゆる業界のプロフェッショナルに限られており、最近特に流行しているコンシューマ向けの手軽なHDデジタルカメラなどの撮影機材はレンタルしておらず、会社としての立場を明確に示している。
出典:wikipedia
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