政和温泉駅(せいわおんせんえき)は、北海道(空知支庁)雨竜郡幌加内町字政和第一にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)深名線の駅(廃駅)である。利用者減少により1990年(平成2年)3月10日に廃駅となった。廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の東側(名寄方面に向かって右手側)に存在した。分岐器を持たない棒線駅となっていた。仮乗降場に出自を持つ無人駅となっており、駅舎はないがホーム中央部分に待合所を有していた。政和温泉の泉源がいちど枯渇したために、温泉旅館は1981年(昭和56年)5月に休止した後、1986年(昭和61年)に建物を解体して廃業した。駅はその後もしばらく営業した後廃止となった。なお、温泉は場所を変えて町有の観光施設「せいわ温泉ルオント」として1992年(平成4年)に復活している。当駅の所在地近辺の温泉名より。この地の入植者が鉱泉を発見し、1918年(大正7年)に温泉免許を取得して温泉宿を開いたが、経営が振るわず、冷泉だったため燃料代に窮した事や主人が亡くなったため一旦廃業となった。1960年(昭和35年)になって町が温泉の成分を分析をしたところ有効成分が認められ、また交通面でも下政和仮乗降場が近くにあることから、町内有志が旧温泉宿の後継者と共に1961年(昭和36年)10月に㈱政和温泉を立ち上げ、町議会にも働きかけて翌1962年(昭和37年)6月に温泉旅館を新築し開業した。またこれに合わせて仮乗降場を温泉旅館の近くへ移転させ、駅名も改めた。2011年(平成23年)時点では駅関連施設はすべて撤去されている。また、2000年(平成12年)時点では、駅跡の雨煙別方の雨竜川に架橋されていた鉄骨ガーダー橋である「第三雨竜川橋梁」が残存し、2010年(平成22年)時点、2011年(平成23年)時点でも同様であった。この橋は公益社団法人土木学会により土木学会選奨土木遺産に選定されている。
出典:wikipedia
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